内容説明
弱者はどのようにして強者と渡り合ったのか。世界的トレンドとなった最も“負けにくい”方法論。
目次
プロローグ カッチリしている4‐4‐2
1 レスターとアトレティコの躍進
2 4‐4‐2クロニクル
3 EURO2016にみる4‐4‐2のトレンド
4 日本代表と4‐4‐2
エピローグ Jリーグと4‐4‐2とブラジル
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日、東京都生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職するも3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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smatsu
6
著者の西部氏はまだJリーグ発足当時の日本国内でサッカー観戦の文化が一般に成熟していなかった頃から今はなきNifty-Serve上のサッカーフォーラムで戦術論などを展開していて、当時はまだ名前を出さずに匿名で記事を書かれていたと思うが、興味深く読ませて貰った記憶がある。そんな戦術マニアである著者が4-4-2戦術をテーマにその歴史を語るというそこそこ読者を選ぶ本ですが、好きな人には面白いと思う。自分は一時期サッカーをあまり熱心には見ていなかった時期があるため第4章の歴代日本代表を語る章が一番面白かった。2024/07/31
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3
ブラジルや鹿島の伝統とも言えるこのシステム、とにかくバランスがいい。きっと、朝昼晩の食事も「4-4-2」くらいがバランスいいんだろなぁ(笑)。ただ昔のウイイレだと、攻めまくっているうちに結局2バックになってしまったり...2017/12/06
中性子星
0
間受け、ニアゾーンて言う言葉知らなかった。初心者には結構難しい。 歴代の日本代表のフォーメーションの説明がとてもいい。 サッカーを見るときに見方が変わるかも。 Jリーグ版の解説も期待します。2017/08/22
ホリエンテス
0
4-4-2の陣形をわかりやすく解説。 日本代表も4-2-3-1になじみがあるが、3バックとの違いを含めてクロニクル形式が読みやすかった。 バルセロナのポゼッションサッカーのカウンターとしてのアトレティコの堅守速攻の流れ。 それがまたこの近年でどう変わったかも引き続き興味あり。2020/01/05
Yuichi Saito
0
★★★2018/05/10