内容説明
ゴージャス＆ラグジュアリー、百人一首の魅力、再発見。平安の恋の宴を美麗ビジュアルで再現。時代を超えて愛される雅な世界を紐解く。
目次
秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月のかげのさやけさ―左京大夫顕輔
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ―天智天皇
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほうらめしき朝ぼらけかな―藤原道信朝臣
浅茅生の小野のしの原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき―参議等
朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪―坂上是則
朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代木―権中納言定頼
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む―柿本人麻呂
あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな―謙徳公
あひ見ての後の心にくらぶればむかしは物を思はざりけり―権中納言敦忠
あふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をもうらみざらまし―中納言朝忠〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆（´(ｪ)｀）☆
11
読みなれないし、作者の名前が難しい( ˘ω˘ ; )けど、現代風に訳されてるのを読むと「なるほど!そんな気持ちだったのか…」など、身近に感じたり、時代模様が見えて来るような気がした。一通り読み、好きだな〜と思う歌が沢山あったので、また時間を置いて読み直したいです2019/03/21
るい
8
今までは好きなときに好きな歌だけパラパラと見ていましたが初めて全部通して読んでみました。たまに表記や文法解説が間違っているようなところもありましたが、イラストレーターさんの絵と共に味わう百人一首が新鮮で楽しかったです。私はやっぱり「一見自然の歌かと見せかけつつ実は切ない恋の歌」が一番好きです。2014/07/25
すぅさん
3
百人一首の歌の意味や、背景や、作者の人物像などいろんな解釈が知りたくて購入した本の一つ。あいうえお順に書かれていました。歌の意味や背景なども結構しっかり書かれていたと思いますし、言葉の意味も書かれていてよかったと思います。何より挿絵がきれいでした！！現代チックに描かれてるものも多かったですが、全然ありだと思います2012/12/17
一也
3
あき氏のイラストが表紙にあって思わず。ペラペラ見てみたが、きゅんきゅんする。2012/02/05
彩
1
大好きな藤原義孝さんの絵師があきさんで嬉しかったです。 知識を得たい人にはちょっと物足りないかも……2014/02/05
