内容説明
リベラリズムが“幼稚園の先生”に、民主主義が“メイド”に、資本主義が“アイドル”に、功利主義が“女医”に。キャラクター化で思想の世界がわかる。イデア、定言命法、ルサンチマン…思想・哲学用語集付き。
目次
第１章 正義―世の中で一番大切なものってなんだろう？
第２章 政治―どんなシステムが幸せをもたらすのか？
第３章 国家―どんな国、どんな制度を目指したらいいのか？
第４章 価値―よい人になるには、なにをしたらいいのだろう？
第５章 自己―心っていったいどう動くのだろう？
第６章 他者―他人って面倒。どうつき合ったらいいのか？
第７章 欲望―私たちはなにが欲しくて、なにに満足するのか？
第８章 信心―なにを信じて行動したらいいのか？
著者等紹介
吉岡友治［ヨシオカユウジ］
１９５４年、宮城県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒業、シカゴ大学人文学科修士課程修了。竹内演劇研究所演出部、代々木ゼミナール講師、東京家政学院大学講師などを経て、インターネット講座「ＶＯＣＡＢＯＷ小論術」校長。著述業、教育コンサルタント。ロースクール・ＭＢＡ・公務員志望者などを対象に文章、論理の指導を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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歩月るな
5
文学的パースペクティブでの補間に。どういう主張のどういった所が気に入らないという相関図や類型的な思想、傍流についての解説をイメージしやすい。このキャラクターでなければならない必然性は特にないのだけれど、こういう名前が付いているという認識であれば、どういう主義主張が敵対するかという想像を補えるだろう。澁澤龍彦受け売りの知識でカバーできる所も有るのだが、例えば最近話題のエレナ・ブラヴァツキーなんかも出てくるし、京極夏彦作品で語られる「オカルトとは本来隠されたものという意味」だと言った解説もここにあったりする。2016/07/06
ポカホンタス
5
それほど大きくない書店の『思想書』コーナーでたまたま発見。60余りの「主義」や「イズム」を１つ１つ萌え系のキャラクターに擬人化したうえで、コンパクトに解説されている。内容的にも割合きっちり記述されているうえに、それぞれのキャラクターデザインが秀逸。なんと楽しい図鑑でしょう。迷わず購入!!2012/02/19
ドラぽよ論理学者
4
意外と名著だった。2018/04/03
まいじょうらばー
3
虚無主義ちゃんww顔www エスノセントリズムとか載ってそうでのってないのも結構あったけど、 今更人に聞けないものからちょっと応用まで幅広く網羅されていたかと 学びを期待せずに手に取ると予想以上の良さが得られました キャラ同士の関係性で相関も分かってよい 数ある擬人化本のなかではだいぶ良作だとおもいました2012/02/22
生活委員
3
内容は本格的。現代思想や哲学を勉強する前に目を通すといいかもしれない。2012/02/13
