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ブラックウォーター 世界最強の傭兵企業

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  • サイズ B6判/ページ数 530p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861824968
  • NDC分類 393.2
  • Cコード C0031

内容説明

“殺しのライセンス”を持つ米の“影の軍隊”は、世界で何をやっているのか?イラク戦争での民間人の虐殺、アルカイダ幹部など反米分子の暗殺、シリア反体制派への軍事指導などの驚くべき実態、そして米の政財界の暗部との癒着を初めて暴き、世界に衝撃を与えた書!

目次

バグダッド「血の日曜日」
巨万の富
プリンスの生い立ち
はじまり
ブラックウォーター参入前のファルージャ
ブッシュの家臣を警護する
スコッティ戦争に行く
奇襲攻撃
我々はファルージャを制圧する
二〇〇四年四月四日、イラク・ナジャフ
ブラック・ウォーターで働くアメリカ人のために
ミスター・プリンス、ワシントンへ行く
カスピ海パイプライン・ドリーム
チリの男
「戦争の売春婦たち」
コーファー・ブラック―本気の戦い
「死の部隊」と傭兵と「エルサルバドル方式」
ジョゼフ・シュミッツ クリスチャン兵士
ブラックウォーター・ダウン―ルイジアナのバグダッド
円卓の騎士

著者等紹介

スケイヒル,ジェレミー[スケイヒル,ジェレミー] [Scahill,Jeremy]
1974年生まれ。調査報道ジャーナリスト。米国の独立系ニュース番組『デモクラシー・ナウ!』などを舞台に、徹底した調査報道でアメリカ社会の暗部をえぐってきた。『ネイション』誌の特派員を務める。1998年、『デモクラシー・ナウ!』創設者エイミー・グッドマンとともに製作した、ナイジェリアのニジェール・デルタにおける米国石油会社の不正活動を暴いたドキュメンタリー『Drilling and Killing:Chevron and Nigeria’s Oil Dictatorship』で、「ジョージ・ポーク賞」を受賞。『ブラック・ウォーター』によって2度目の「ジョージ・ポーク賞」、さらには「ジェームズ・アロンソン社会正義ジャーナリズム賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

20
需要のある所に当然供給システムあり。世の鉄則です。しかもお国のお金ですから!徴兵できないから、まあこういう企業使うの仕方ないじゃん!という気持ちはわかりますが、戦争屋さんのお値段や罰則(責任ですね)のなさに唖然。倫理や命令系統の危うさなどを鑑みると、もろ刃の刃だな…と思います。どんなに身体能力が優れたスタッフを抱えていても、トップがきちんと仕切ることができなければ現場で混乱が出るのは必然。所詮、アドレナリン中毒のお兄ちゃんたちの集まり?スタッフの白人率高そうで不気味…。トップの報酬まじ唖然。2016/03/18

魚京童!

13
資本主義と目を背ける私たち万歳!2016/04/17

coolflat

13
2007年のバグダッドの二スール広場におけるブラックウォーターの射殺事件は、自衛隊の未来を暗示しているようにも思える。47頁にこうある。“結局のところ、ブラックウォーターは法的なグレーゾーンで活動していて、見たところ米国の民法と軍法の適用外にあり、イラク法にもとづく起訴からも免責を与えられているようだった。”自衛隊は法的には軍隊ではない。ということは、当然、軍法を持っていない。伊勢崎賢治も指摘しているが、自衛隊が同様の事件を起こせばどうなるか。因みに本書執筆時点で起訴された米国の軍事請負会社は一つもない。2015/11/27

権現

9
大著。ブッシュ政権下で進められた「戦争の民営化」の波に乗り、法的・倫理的追求をかわしながら巨大産業へと成長した傭兵企業。中でも最強の一社と目されるブラックウォーターの内情を描き切った重厚なノンフィクション。傭兵なんて日本には縁がないと思うかもしれないが、米軍が導入したミサイル防衛システムの警備を目的とする「日本国内における」任務の実施。また自衛隊によるPKOにあたり、日本のイメージダウンを恐れた政権が、傭兵企業の利用を考慮した事例が既にあるという。「戦争のための戦争」が具現化した世界を突きつけられる一冊。2015/01/09

色々甚平

6
米国に本拠地のある傭兵企業ブラックウォーター。雇い主が政府のため法から庇護される姿が見受けられる。イラク戦争や反政府組織の訓練なども行っている。日本でも護衛で来ていると知ったのは少しゾッとした。兵の質も高く、NATOに頼むより安上がりであるため、この会社が利用されていると考えると、国際的な需要が高まっている状況も納得がいってしまう。ただ、民間が戦争に直接関わる不安が払拭できない。もっと質と価格の安い傭兵会社を使っている国もあるのも末恐ろしい。この企業は現在アカデミという名前で経営を続けている。2018/03/02

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