ローラのオリジナル

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861823183
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ナボコフが遺した138枚の創作カードに記された長篇小説『ローラのオリジナル』。いま未完の物語の全体像に迫る。

著者等紹介

ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル][Nabokov,Vladimir]
1899.4.23‐1977.7.2。ロシアのサンクト・ペテルブルクの名門貴族の家に生まれる。父親はロシア帝国議会議員で、立憲民主党の創立者の一人。1917年、ロシア革命勃発によりヤルタへ避難、19年、家族とともにドイツに亡命。イギリスのケンブリッジ大学トリニティ・コレッジを卒業後、23年からベルリンに住み、シーリンの筆名でロシア語による創作活動を開始する。40年、アメリカに渡って市民権を獲得し、ウエルズリー大学やコーネル大学で文学を教える傍ら、英語での執筆活動に取り組む

若島正[ワカシマタダシ]
1952年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。『乱視読者の帰還』で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

50
ナボコフの未完小説の原稿の全写真と訳とそれらの解説。原稿といっても情報カード138枚でナボコフの英文の手書きや注釈が書かれている。それぞれのカードの活字英文や和訳もついているのだが、正直読みづらいので「ロリータ」翻訳者による解説を読む。ナボコフ特有の語りの仕掛けと他作品からの遊びなどの指摘など。マニアにおすすめ。2017/03/29

Tonex

43
ナボコフが死の直前まで書き続けた未完の小説『ローラのオリジナル』。138枚のカードに書かれた手書きの草稿は、遺言で死後焼却されることになっていたが、遺族の手により保存され(よくある話)、さまざまな経緯を経て、ナボコフの死後30年以上たった2009年11月に出版されることになる。そして2011年3月に早くも刊行された日本語訳が本書。訳者は、今やナボコフといったらこの人、新潮文庫版『ロリータ』の翻訳でおなじみ若島正。▼本文を数頁読んで「こりゃダメだ」と思ったので、先に解説を読んだ。訳者の読解力に感動した。2016/06/12

きつね

5
未完の遺稿とはいい条、第一章はナラトロジックな仕掛けがたいへん巧い。その辺りをここに書こうと思っていたが訳者解説にすべて書かれていた。自己催眠、性夢、自殺(三島由紀夫の名前もでてくる)その他、「私」を虚しくすることがテーマ。作品自体、遺稿を組み込んだ小説として構想されたようだし、自らの死後、未完の遺稿がこうやって注釈つきで出版されることくらいナボコフは織り込み済みなのだという、メタな説にも賛同したいところ。its tempting emptiness!(その興味の尽きない虚無)2012/08/16

Mark.jr

4
著者ナボコフの死によって中断された文字通りの絶筆作品になります。作品の来歴、出版経緯の詳細な解説、ナボコフ手書きの原稿カードの収録などなかなか豪華ですが、小説の自体は完全に未完成の下書き状態なので、自分のようなライトなナボコフ読者に漠然とした内容しか分かりません。なので、むしろ最大の読み所は訳者・若島正氏の解説で、断片からナボコフが意図したであろうストーリーを抽出する様は、ほとんど本格ミステリーと言っても過言ではないです。2023/05/12

pyoko45

3
未完の草稿ということもあり、後半は文章の断片や走り書きなどで構成されていて、ナボコフ初心者の私にはかなりハードル高かったです。若島さんのナボコフ愛に溢れる解説を読んで「なるほど!」と思う点も多く、あとから部分部分を読み返して楽しみました。ただ、小説として楽しめるかというとちょっと微妙かな。2011/05/08

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