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内容説明
ローマ法王からパリの淑女までが愛した“博愛的行為”の図説・文化史。
目次
第1章 古代ギリシア―神々とともに享楽した慾望と快楽
第2章 古代ローマ―倒錯と退廃、そして残虐性の快楽
第3章 中世の闇からルネサンスの放埒へ
第4章 ピューリタンの禁慾主義の裏側で
第5章 一八世紀イギリスの秘密クラブ―紳士たちの夜の顔
第6章 ヨーロッパの性の探検家たち
第7章 一九世紀、ヴィクトリア時代―抑圧された淫らな慾望は、どこで解放されたか?
第8章 二〇世紀―性の解放と求められるさらなる刺激
日本語版解説 日本における乱交の文化と歴史(下川耿史)
著者等紹介
パートリッジ,バーゴ[パートリッジ,バーゴ][Partridge,Burgo]
1935~1963年。英国の作家
山本規雄[ヤマモトノリオ]
1967年、東京都生まれ。出版社等勤務を経て、現在、翻訳業・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsuneki526
6
ギリシア時代のおおらかな乱交=ボノボを連想してしまった。 聖職者の性的放縦は現代においても道徳や宗教的規律を説く者たちの裏の顔として存在しているのだろう。 また、作者の育った背景についてのあとがきが興味深い。これってナルニア物語に出てくるユースチスの進歩的な両親みたいな人たちのこと?かな さて、VRの時代になっても人間は動物であることから逃れられないということをVR乱交によって証明するのだろうか。 2017/04/10
Smith, Ordinary. Person.
3
本書は古代ギリシア・ローマの都市圏における性の文化を皮切りに、豊富な図像――絵画や写真――を交えて現代にまで至る乱痴気騒ぎの西洋史を紐解いている。また、日本語版のボーナストラックとして、日本における乱交についての章が設けられており、日欧の性を比較する上でも有用な内容となっている。性にクローズアップして歴史を俯瞰して見れば、過度な禁欲も過度な放蕩も、結局は性の倒錯を招いているのがわかる。溜めては出す。バランスが大事なのだ。 ★以下コメントに続きます。2022/08/20
Hiroki Nishizumi
3
世の中広い。狭い価値観で物事を判断してはいけないと感じた。2018/05/16
Doraneko358
2
これを読むと日本人のセックス感と西洋人のセックス感はだいぶ違うなぁと感心してしまう2015/01/10
宵子
1
ギリシャ人の価値観が一番健全に見える2013/04/30