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現代スポーツの制度と社会的構成―スポーツの地域密着戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861632013
  • NDC分類 780.6
  • Cコード C3036

内容説明

なぜ、スポーツは地域に密着しなければいけないのか?日本のスポーツは、ビジネスモデルの限界に直面している。既存のモデルを疑い、新たな制度を社会的に構成していく行為を読み解くことにより、「地域密着」の内実を解き明かす。

目次

序章 スポーツの自律的発展と生き残り
第1章 地域スポーツクラブの現状
第2章 分析フレーム
第3章 地域スポーツクラブの生き残り
第4章 プロスポーツの制度とビジネスモデル
第5章 事例:仙台市プロスポーツにおける地域密着
第6章 結論

著者等紹介

松野将宏[マツノマサヒロ]
横浜市立大学学術院国際総合科学群准教授、博士(経営学)。1999年東北大学経済学部卒業。2004年東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。早稲田大学アジア太平洋研究センター助手。2006年東京大学大学院情報学環特任助手。2007年同特任助教。2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ああああ

2
なぜ「地域密着」という言葉は社会的価値を獲得するようになったのか 社会構成主義の立場に立てば、言葉には客観的な価値が生来備わっているわけではなく、その言葉が使用される社会的文脈において意味づけられることにより、はじめて価値を獲得すると考えられる。… 言説の持つ価値は位相語としての性質をもち、その言説が埋め込まれた歴史的、文化的、社会的文脈に位置づけて解釈することにより、はじめて理解できる。P.233 スポーツが生き残るためには地域密着が必要だが、正統性を論証する有効なロジックを自ら生み出せない。P.2252020/05/08

Üchü

0
Jリーグ誕生以降「これからは地域密着!」となったのはいいものの、結局はクラブの理念に共鳴する人々との間で内輪の盛り上がりに終結しがちで、クラブが「地域のために」とやっていることが必ずしも地域のためになっていないことも多い。クラブに対してネガティブな感情を持つ人々も置いてけぼりにされない地域密着とは?そうした背景を下敷きに考えると、本書の「何をもって『地域密着』とするのかは、それぞれの地域のガバナンス・ネットワークの様相のなかで、クラブと諸ステイクホルダーとの間で共有されていくものである」という観点が必要。2014/06/30

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