出版社内容情報
膵臓がんを主たる専門とする外科医として多くの実績をあげてきた著者が、人体について、細胞のふるまいから臓器の働き、老化やがん、免疫といった現象までを易しく解説します。細胞内の現象、生体内の現象、ヒト社会の現象、それらはすべて、内界と外界とのコミュニケーションから成り立っています。これらの巧妙な仕組みを、それぞれのレベルで対比して考えてみると、どのレベルの世界にも同じような社会現象があるということがわかって面白いものです。実社会の事象や人物、物事、音楽・映画作品などへの喩えや関連するエピソードをふんだんに交えながら展開される「人体」の話は深く、興味深く、読者をその世界へと導きます。専門知識を持たない方でも肩肘張らずにスッと入れる“通読できる”人体の教科書です。
【目次】
外科医として活躍してきた著者が、人体について、細胞の振る舞いから臓器の働き、老化やがん、免疫といった現象までを易しく解説。