出版社内容情報
【さまざまな統計マップの作成を通して、GISを使いこなせるようになるための一冊!】
GISすなわち地理情報システムは、ソフトや地図データのオープン化が進み、誰もが手軽に扱える時代となりました。日々、テレビやネットで見かける地図も、その多くはGISによって作成されたものです。
本書では、GISを使いこなすことを目標に、メディアでよく目にする統計マップにフォーカスして、どのように地図を作るのか、また、様々な問題を解決するにはどのような統計マップが適しているのかについて解説しています。世の中の一見複雑に思える事象も、GISで統計データを地図に落とし込むことで、様々な気づきが得られます。研究や行政だけでなく、ビジネスや社会生活においても活用できるように具体的に事例を紹介しています。
本書ではGISのオープンソースアプリケーションであるQGISを用いています。QGISの基本操作から統計データの入手と取り扱い、そして様々な種類の統計マップの作り方を、演習を通じて丁寧に解説していますので、はじめてGISに触れる方から、これまで満足にGISを習得できなかった方まで最適の一冊となっています。
内容説明
様々な統計マップの作成を通じて、GISを使いこなせるようになる!GISの基本から統計データの入手と取り扱い、QGISを用いた各種統計地図の作り方までをやさしく丁寧に解説。研究、ビジネス、生活。課題や目的に合わせて統計データを最適な地図にする。
目次
1章 GISと地図データ
2章 QGISの基本操作
3章 統計データ
4章 人口統計マップ
5章 商圏マップ
6章 等値線図
7章 流線図
著者等紹介
中島円[ナカジママドカ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程修了。博士(システムエンジニアリング学)、技術士(情報工学)、上級GIS技術者。国際航業株式会社に勤務し、1990年代より官公庁、民間企業のGIS開発に従事する。キャリアのスタートはGISソフトウェアのプログラミング開発を中心に行い、その後、オープンソースを利用したGISの開発とビジネス展開に注力した。近年は、位置情報や人流データを活用した研究に取り組んでいる。2020年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任教授を兼任。地理情報システム学会GIS資格認定協会資格認定委員、日本地図学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。