出版社内容情報
2012年初版のロングセラーを大幅にリニューアル!
20世紀初頭、統計学は確率論と結びついて、現象を解析する手法を編み出しました。その手法が、農場試験場で開発された「検定」です。「検定」は、私たちが観察した結果が偶然に起こったのか、それとも何か特定のパターンやメカニズムが働いているのかを判断するための手段です。本書の目的の一つは「検定」の原理を理解し、与えられたデータをソフトで解析でき、その結果を解釈できるようになることです。
1章では、検定・推定の原理の理解、検定・推定における前提と結論の解釈に重点をおいて改訂を行いました。2章では、オーソドックスに数学的な準備をしてから、検定・推定の細かな論理的展開を追っていきます。
内容説明
20世紀初頭、統計学は確率論と結びついて、現象を解析する手法を編み出しました。その手法が、農場試験場で開発された「検定」です。「検定」は、私たちが観察した結果が偶然に起こったのか、それとも何か特定のメカニズムや法則が働いているのかを判断するための手段です。本書の目的の一つは「検定」の原理を理解し、統計ソフトの分析結果を解釈できるようになることです。1章では、検定・推定の原理の理解、検定・推定における前提と結論の解釈に重点をおいて説明します。2章では、オーソドックスに数学的な準備をしてから、検定・推定の細かな論理的展開を追っていきます。統計学は農業、医療、経済など昔からの分野に加え、各種ビジネス戦略の策定、マーケティングの効果分析、製品の品質改善、リスクマネジメント…、様々な分野でその価値を発揮しています。これからは特に、ビッグデータの解析や生成AIで、統計学は更なる大きな役割を果たしていくでしょう。
目次
第1章(度数分布表、ヒストグラム;平均、分散・標準偏差;正規分布;検定の考え方;推定の考え方)
第2章(確率変数;二項分布;検定の応用;推定の応用;x〓分布、t分布、F分布)
第3章(2変量の統計)
著者等紹介
石井俊全[イシイトシアキ]
1965年、東京生まれ。東京大学建築学科卒、東京工業大学数学科修士課程卒。大人のための数学教室「和」講師。書籍編集の傍ら、中学受験算数、大学受験数学、数検受験数学から、多変量解析のための線形代数、アクチュアリー数学、確率・統計、金融工学(ブラックショールズの公式)に至るまで、幅広い分野を算数・数学が苦手な人に向けて講義をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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02 M.A