出版社内容情報
ゴキブリは世界に4000種以上、日本では60種以上が生息しています。
黒くて素早い、家の中にいる生き物というイメージが強いかもしれませんが、ゴキブリはとても多様な生き物で、鮮やかな緑色のゴキブリもいれば、カブトムシのようにゆったりとした動きのゴキブリもいます。
虫好きが高じて昆虫館で働き、いまではゴキブリストと名乗っている著者。
じつは、最初からゴキブリが好きだったわけではありません。
あることがきっかけでゴキブリの概念が崩れ去り、彼らのことを何も知らないのに気づいたそうです。
「ゴキブリとはどんな生き物なのだろうか」。
ゴキブリのことを知っていくうちに、その魅力にハマり、ついには彼らを探して旅をするようになった著者。
本書は、憧れのゴキブリたちを求めて日本や世界を旅し、そこで出会ったゴキブリを紹介するサイエンスエッセイです。
さぁ、ゴキブリの奥深き世界へ、一歩踏み出してみよう。
内容説明
まだ見ぬ魅力的なゴキブリたちを夢見てフィールドを突き進むゴキブリストの山あり谷あり「ゴキブリ探訪記」。こんなところまで来て、なんでゴキブリなんだ?観光名所には見向きもせず、ゴキブリ探して地球2周・10万キロ!
目次
第1章 かくして旅は始まった(ゴキブリ天国、西表島;多様なゴキブリ;番外編 ゴキブリの採集方法)
第2章 日本のゴキブリ探訪記(上品で美しいヤマトゴキブリ;チビゴキブリの卵鞘の謎;華麗に舞うクロモンチビゴキブリ;木の精霊アカズミゴキブリ;幻のヤコモリゴキブリ)
第3章 外国のゴキブリ探訪記(野外で初めて見る海外のゴキブリたち;別名ジャイアントローチ・マレーゴキブリ;鎧を着たゴキブリ・ヨロイモグラゴキブリ;金属と見間違うほどの輝き・ゴウシュウゴキブリ)
著者等紹介
柳澤静磨[ヤナギサワシズマ]
1995年生まれ、東京都出身。磐田市竜洋昆虫自然観察公園職員。ゴキブリ談話会世話役。幼少期からゴキブリが大の苦手だったが、2017年に西表島で出会ったヒメマルゴキブリのゴキブリらしからぬ姿に驚き、それ以来、ゴキブリの魅力に取りつかれる。現在はゴキブリストを名乗って、ゴキブリの展示や講演会などを通してゴキブリの魅力を伝えている。2020年に35年ぶりとなる日本産ゴキブリの新種2種を記載し、その後も複数種の新種を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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