出版社内容情報
世界史の各時代を成り立たせている根本的な要素や性質(=歴史の本質)を徹底的に読み解き、「世界史を再発見」する一冊。
個々の歴史事象は単独で起きているわけではありません。歴史にはそれぞれの時代を方向づけている原動力となるものがあります。本書では、まず通史で世界史を俯瞰したあと、各時代の本質的な特色をあぶり出しながら、世界史の全体像をつかみつつ、歴史の「なぜ」を明らかにしていきます。さらに歴史の細部を丹念に読み解いていくことによって、より具体的に時代に通底する本質に触れることができ、歴史の理解が深まります。
本書を読み進めるほど、耳にしたことのある断片的な世界史の知識が高次元でつながり、さらなる知的興奮を覚えることができるでしょう。
内容説明
時代を動かす根本的な要素はなにか。歴史が現在と奥深くでつながり、世界史のイメージが一新される!
目次
第1部 世界史を俯瞰するための通史(古代;中世;近世;近代)
第2部 時代区分から読み解く歴史の本質(古代とは?;中世とは?;近世とは?;近代とは?;世界史の全体像―古代、中世、近世、近代を整理する)
第3部 世界史を再発見する歴史の視点―より深い理解へ導く見方(交通網がつないだ帝国―すべての帝国は道を通す!;中世と馬―1241年、東西の騎馬が対峙したとき;辺境から始まった近現代)
著者等紹介
伊藤敏[イトウビン]
1988年、東京都に生まれる。筑波大学卒業、同大学院にて修士号を取得し、博士後期課程単位取得退学。高校非常勤講師や塾講師を経て、2019年より代々木ゼミナール講師として首都圏や北海道などで活動。板書での図解、なかでも正確無比な地図の描写と、「世界史の理解」を信条とした解説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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