出版社内容情報
農業や医薬、電子・電気機器といった、さまざまな分野で、ノーベル化学賞に輝いた研究が利用され、私たちの暮らしを支えています。意外かもしれませんが、ノーベル化学賞は私たちにとても身近な存在なのです。
本書は、近年の日本人受賞者の研究を中心に取り上げ、ノーベル化学賞を受賞したさまざまな研究の内容や、どんなところが画期的な発見だったのかなどを、一歩ずつわかりやすく解説します。
「結局、なにがすごいの?」と疑問に感じている方から、「研究内容を詳しく知りたいけど、ニュースの解説だけでは物足りない」と思っている方まで、文系理系問わず、ノーベル化学賞の研究内容を詳しく知りたいと思うすべての方におくる一冊です。
内容説明
農業、創薬・医療、電子・電気機器…ノーベル化学賞に輝いた研究があるから、いまの暮らしがある。ノーベル化学賞を受賞したこれまでの研究の、どんなところが画期的だったのか、一歩ずつわかりやすく解説。近年の日本人受賞者の研究を中心に、さまざまなジャンルの受賞研究を丁寧に紹介!
目次
1 化学の基本を思い出そう
2 アンモニアを合成し、食糧危機を救う―ハーバー・ボッシュ法
3 分子と分子を簡単にくっつける―鈴木・宮浦カップリング
4 タンパク質の質量をはかる―MALDI
5 サッカーボールみたいな分子の発見―フラーレン
6 電気を通す分子づくり―ポリアセチレン
7 小さくて軽くて大きなパワーをもつ電池―リチウムイオン電池
8 クラゲから得られた緑色に光るタンパク質―GFP
9 鏡の世界の分子をつくる―不斉合成法
著者等紹介
山口悟[ヤマグチサトル]
1984年、神奈川県生まれ。製薬会社を経て、東京薬科大学薬学部に勤務。博士(理学)。東京工業大学大学院にて取得。薬剤師(北里大学薬学部卒業)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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