出版社内容情報
昆虫学者が植物の前に突っ立っている――。
昆虫学者が目の前にいる昆虫ではなく、なにか別の存在に思いを馳せている――。
昆虫学者が顕微鏡やカメラをうれしそうに覗き込んでいる――。
昆虫の研究者は、昆虫を見てどんなことを考えているのか?
研究対象に没頭するその目には、そこにいる虫だけではない、いろいろなものが映っている。誰もが知っている身近な昆虫をとおして見えてくる、虫たちのおもしろくて奥深い世界を紹介。
気づいたときには、あなたも昆虫学者になっているはず!
昆虫が気になるすべての方に送る、世界が広がる一冊。
内容説明
アゲハチョウやモンシロチョウ、トンボ、セミ、バッタ、カブトムシといった、誰もが目にしたことのあるような身近な昆虫にだって、おもしろいことがたくさん眠っている。だからこの本は、そんな身近な昆虫たちに、昆虫の世界への案内役をお願いした。一匹の気になる昆虫との出会いは、ときに世界の見え方さえ変えてしまう。
目次
第1章 昆虫学者、植物を見る(植物のソムリエ アゲハチョウ;宴のあと テントウムシ;頼れる隣人 アリ;森の芸術家 セミ)
第2章 昆虫学者、虫の先に虫を見る(虫の中の虫 モンシロチョウ;あやつり人形 スズメバチ;便利な乗り物 カミキリムシ)
第3章 昆虫学者、ミクロの目で見る(価値ある体毛 ミツバチ;無駄のない足 カマキリ;大きなメガネ トンボ;小さくて巨大 ノミ)
第4章 昆虫学者、人を見て虫を見る(外から来たもの カ;食うか学ぶか バッタ;昆虫採集の林から カブトムシ)
著者等紹介
井手竜也[イデタツヤ]
1986年、長崎市出身。国立科学博物館動物研究部陸生無脊椎動物研究グループ研究員。博士(理学、九州大学)。日本学術振興会特別研究員、森林総合研究所特別研究員などを経て、2017年より現職。専門はタマバチ科の生態や分類など。2018年の特別展「昆虫」では監修者のひとりとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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