出版社内容情報
中学・高校の数学に出てくる公式や定理などについてまとめた「読む事典」。使い方、歴史にも触れ、練習問題で知識の定着をはかる。
中学・高校の数学に出てくる公式や定理、そして、数学の大事な考え方について一冊にまとめた「読む事典」です。
各項目、それぞれの見出しの公式や定理を一目で確認できるようまとめてあります。そして、その内容について解説し、成立理由や使い方、その歴史にも触れ、練習問題で知識の定着をはかります。
数学の公式や定理の中には『万葉集』や『古事記』などの時代から千年以上も前に考え出されたものがあります。時空を超えて語り継がれる真理を今、理解することには日常の実用感覚だけでは計り知れない意味がありそうです。
第1章 証明と論理
第2章 数と式
第3章 図形と方程式
第4章 複素数、ベクトルと行列
第5章 関数
第6章 数列
第7章 微分
第8章 積分
第9章 順列・組合せ
第10章 確率・統計
【著者紹介】
1950年、東京生まれ。東京教育大学(現、筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在、高校の数学教師を務めるかたわら、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行なっている。主な著書に『図解・速算の技術』(SBクリエイティブ)、『統計力クイズ』(実務教育出版)、また共著に『道具としてのフーリエ解析』『道具としてのベイズ統計』(ともに日本実業出版社)、『統計学の図鑑』(技術評論社)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
39
図書館で借りた本。分かっている項目に関しては分かりやすいと感じるけど初見の公式等についてはやはり手を動かさず目で見て理解まで持っていくには私には不可能。もっと数学に精通した後に読めば足りない知識の補完になるけどまだ私が楽しむには早い。ただ以前は数学関連の本の分からなかった項目が多かったのに今は分かる項目が少しずつ増えてきた手応えは感じた。ただまだ先は長い。じっくり手を動かしながら勉強して脳に刻み付けていこう。★★★☆☆2023/03/26
galoisbaobab
12
うーん。。。これではつまらない、けど、これくらいはわかっておくべきかもしれない、けど、数学の面白さは全く伝わらない・・・のではないだろうか・・・。志賀浩二の「大人のための数学シリーズ」とネタ本の真ん中辺の本にいつか出会いたいと思ってます。あ、「黒と白のとびら」とかね。2017/05/21
Happy Like a Honeybee
9
2000年以上前に開発され、現在も活躍する数学の公式定理たち。 ニュートンとライプニッツは永遠のライバル。十二支は剰余類の世界。西暦の誕生日を12で割り、その余りの数字で人々を分類する。 美術や絵画の世界で好まれる黄金比。フィボナッチ数列の応用。学術的根拠があるから、万人に安心感を与えるのだろうか?2016/02/11
Tanaka
7
昔習ったようなものもあれば、途中で挫折して学ばなかった内容もあり。。。ムズくて半分以上は流し読み2019/02/20
smatsu
6
ベレ出版の本には全体的に好感を持っていていますが、これも良い本だと思います。公式集ほど堅苦しくはなく、基礎的な部分を適度にかじりやすくまとめてくれています。例えば二項定理とか、加算された関数を微分するときとか、どういう式だったっけ…となったときにレファレンス的に見るのにもよいし、単に読み物としても結構面白いので気分転換にパラパラめくるとそれはそれで面白い。著者については以前『ディープラーニングがわかる数学入門』という本のレビューでちょっと相性悪いとか書いてしまったが、こちらの本はけっこう好きです。2023/01/29