出版社内容情報
トルコ各地の史跡・旧跡・古都・博物館などを巡り、その見聞を語りながら古代から20世紀前葉までのトルコの歴史を描いていきます。
トルコ各地の史跡・旧跡・古都・博物館などを巡り、その見聞を語りながらトルコの歴史を描いていきます。トルコは古代より文明が重層する地であり、キリスト教とイスラム教の二大帝国が存在した要衝です。本書では、そのトルコ各地の魅力を語り、そこから立ち上る古代から20世紀前葉までの歴史をだどりながら解説します。また、トルコの通史を理解する鍵を、アジア・イスラムという一般的なイメージのなかで、実はローマ史であるという点においていることもポイントです。トルコ史の一般教養書としても旅行ガイドとしても楽しめる内容となっています。
第一部 古代文明期
第二部 ローマ帝国
第三部 ビザンツ帝国
第四部 オスマン帝国(前)
第五部 オスマン帝国(後)
【著者紹介】
1965年高知県生。関西学院大学文学部卒。トルコ評論家・トルコ語通訳。学生時代に「トルコ」の魅力と潜在性を発見し、以降一貫して単独の徹底取材により、リベラルでフェアな着眼点からトルコの社会、政治、歴史、文化などを論じる著述発表を続ける。社会を映す媒体としての現代トルコ映画への傾倒も深く、東京国際映画祭などでの通訳・字幕監修他、トルコ映画評論などにも携わる。日本開催のトルコ関連の文明展カタログ翻訳多数。慶應義塾大学非常勤講師、NHKワールドニュース・トルコTRT通訳。著書に『ビザンツ、オスマン、そしてトルコへ 歴史がつなぐ社会と民族』(彩流社)、『寛容なる都 コンスタンティノープルとイスタンブール』(春秋社)、『最後のローマ皇帝 大帝ユスティニアヌスと皇妃テオドラ』(作品社)、『アジア映画で〈世界〉を見る 越境する映画、グローバルな文化』(作品社、共著)、『アジア映画の森 新世紀の映画地図』(作品社、共著)、『「対テロ戦争」とイスラム世界』(岩波新書、共著)、『イスタンブール歴史の旅』(小学館、共著)、『ゾーリンゲンの悲劇 トルコ人労働者移民放火殺人』(三一書房)他。
内容説明
トルコ各地の史跡・旧跡・博物館などでの見聞を紹介しながら、トルコの通史を描く!キリスト教・イスラム教の二大帝国が存在したトルコの歴史的実像に迫る!
目次
第1部 古代文明期(カッパドキア―興亡の歴史の始まり;ハットゥシャ―初代アナトリア王国ヒッタイト ほか)
第2部 ローマ帝国(アンティオキア、エフェソス―キリスト教の誕生;ゼウグマ、メリテネ―東方のローマ軍団都市 ほか)
第3部 ビザンツ帝国(エデッサ、ハラン―イスラム教の誕生;マラズギルト、ニカイア―十字軍とセルジュク軍 ほか)
第4部 オスマン帝国(前)(ボスポラス海峡―征服王メフメット二世の再建;フェネル―ギリシア人貴族の町 ほか)
第5部 オスマン帝国(後)(ベイオウル―西欧化の光と影;鉄道―帝国主義と第一次世界大戦 ほか)
著者等紹介
野中恵子[ノナカケイコ]
1965年高知県生。関西学院大学文学部卒。トルコ評論家・トルコ語通訳。学生時代に「トルコ」の魅力と潜在性を発見し、以降一貫して単独の徹底取材により、リベラルでフェアな着眼点からトルコの社会、政治、歴史、文化などを論じる著述発表を続ける。社会を映す媒体としての現代トルコ映画への傾倒も深く、東京国際映画祭などでの通訳・字幕監修他、トルコ映画評論などにも携わる。日本開催のトルコ関連の文明展カタログ翻訳多数。慶應義塾大学非常勤講師、NHKワールドニュース・トルコTRT通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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