Beret science<br> 系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史―僕たちの祖先を探す15億年の旅

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Beret science
系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史―僕たちの祖先を探す15億年の旅

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  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784860644109
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

出版社内容情報

地球上のあらゆる生物は、ひとつの共通祖先から進化したと考えられている。生物が辿ってきた歴史を体験できる科学ビジュアル読み物。

この十数年で急速に明らかになってきている、生命がたどってきた進化の歴史。地球上のあらゆる生物は、あるひとつの共通祖先から進化して、いまのようなたくさんの種に分かれたと考えられています。ヒトに近いチンパンジーはもちろん、高い山に人知れず咲くシャクナゲも、ある共通祖先から分かれて進化しました。
本書は、最新の系統樹(生物が進化してきた道を図示したもの)を用いて人類の歴史を祖先までさかのぼり、進化や種分化の歴史、生物の多様性などを解説する科学ビジュアル読み物です。

第1章 15億年の旅のはじまり
第2章 ヒトに一番近い親戚
第3章 ニホンザルとヒトの共通祖先
第4章 マーモセットとヒトの共通祖先
第5章 メガネザルとヒトの共通祖先
第6章 ネズミとヒトの共通祖先
第7章 クジラの祖先
第8章 イヌとヒトの共通祖先
第9章 ナマケモノとゾウとヒトの共通祖先
第10章 恐竜の絶滅と真獣類の進化
第11章 卵を産んでいた僕たちの祖先
第12章 恐竜から進化した鳥類
第13章 鳥類の系統進化
第14章 カエルとヒトの共通祖先
第15章 ナメクジウオとヒトの共通祖先
第16章 ウミシダとヒトの共通祖先
第17章 クラゲとヒトの共通祖先
第18章 キノコとヒトの共通祖先
第19章 シャクナゲとヒトの共通祖先
第20章 旅の終わり

【著者紹介】
1944年生まれ。進化生物学者。復旦大学生命科学学院教授(中国上海)。統計数理研究所名誉教授。総合研究大学院大学名誉教授。理学博士(東京大学)。1993年に日本科学読物賞、1999年に日本遺伝学会木原賞、2005年に日本進化学会賞・木村資生記念学術賞など受賞歴多数。著書に『分子系統学』(岸野洋久氏との共著)『DNAに刻まれたヒトの歴史』(共に岩波書店)、『新図説動物の起源と進化-書き換えられた系統樹』(八坂書房)、『遺伝子が語る君たちの祖先-分子人類学の誕生』(あすなろ書房)など。

内容説明

僕たちヒトとチンパンジーの共通祖先から、ヒトとゾウ、ヒトとキノコ、ヒトとシャクナゲまで…。かつて存在していた共通祖先にめぐり会う、壮大な進化の旅がはじまる!生きものフォト約600点、系統樹マンダラ9点掲載!!

目次

15億年の旅のはじまり
ヒトに一番近い親戚
ニホンザルとヒトの共通祖先
マーモセットとヒトの共通祖先
メガネザルとヒトの共通祖先
ネズミとヒトの共通祖先
クジラの祖先
イヌとヒトの共通祖先
ナマケモノとゾウとヒトの共通祖先
恐竜の絶滅と真獣類の進化
卵を産んでいた僕たちの祖先
恐竜から進化した鳥類
鳥類の系統進化
カエルとヒトの共通祖先
ナメクジウオとヒトの共通祖先
ウミムシとヒトの共通祖先
クラゲとヒトの共通祖先
キノコとヒトの共通祖先
シャクナゲとヒトの共通祖先
旅の終わり

著者等紹介

長谷川政美[ハセガワマサミ]
1944年生まれ。進化生物学者。復旦大学生命科学学院教授(中国上海)。統計数理研究所名誉教授。総合研究大学院大学名誉教授。理学博士(東京大学)。1993年に日本科学読物賞、1999年に日本遺伝学会木原賞、2003年に日本統計学会賞、2005年に日本進化学会賞・木村資生記念学術賞など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
先生のマンダラ(数種どれも小田隆さん画、木村デザイン事務所デザイン)を初めて見た時、わかりやすくて笑ってしまいました。系統樹には様々なデザインがあり、分かれ目も共通祖先や固有祖先の末端枝の位置に諸説があるため単一ではなく、そのせいで一般人は混乱してしまったりもするんですが、はじめの一歩としてこの本は大変楽しめる一冊だと思います。私があまりにも楽しそうに読んでいるので夫娘がのぞき込み、パラ見して去っていきました。このマンダラをコンピュータグラフィックスで3Dアニメにしたら絶対もっとわかりやすい!2024/04/05

姉勤

41
従来の人間を頂点とした縦に伸びる進化の系統樹ではなく、円の中心から放射状に進化の分岐で表し、これを曼荼羅に見立て、遺伝子的に人間に近い順に紹介、解説する(サルから順に単細胞生物まで)。古典的生物学では、見た目の相似形による分類やカテゴリ分けだったが、現代の遺伝子の近さからの生物を分類することを正解としている。効率良いエネルギーの摂取と子孫のためなら退化も厭わない。過去に数度あった大量絶滅を経て、生物の多様性と高機能を獲得した生物の様が、哀しくも人類が戦争を経験することで文明を高度化させてきた感に似ている。2024/01/30

dowalf

12
ヒト、霊長類、ほ乳類、動物、植物、真核生物…15億年の進化の系統樹をさかのぼりながらヒトと地球の生き物たちの共通祖先をたどって行きます。見た目はそっくりなのに系統樹では全く離れたところに位置する生き物や、まさかこことここがそんなに近い親戚だったなんて!とびっくりするような生き物同士の関係が分かり、読んでいて楽しい一冊です。一方で、人間がいかにヒト中心の考えで生物を科学してきたかも分かり、何となく視野が広がるような気持ちになります。2015/09/12

pyonko

8
面白いです。すべては一つから分化したとはいうものの、じゃあどこで分かれたのよっていうのが見えてきて面白い。2016/10/10

mft

5
ウェブで読めるもの(https://kagakubar.com/mandala/mandala01.html 以下)の拡大版。読もうと思ったきっかけは、ハヤブサはタカの仲間じゃなくてインコに近いというようなツイートをみてググってみたところから。分子系統学に基づいて描かれた系統樹をヒトから枝のもう一方を紹介しつつ遡って、最終的にシャクナゲとの共通祖先にまで至る。系統樹マンダラという円周上に取り上げたい生物を並べて円の内部に系統樹を描く手法が一つのセールスポイントなのだが、正直そんなに見易くない2021/03/07

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