Beret science<br> 「なぜ?どうして?」をとことん考える高校数学

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Beret science
「なぜ?どうして?」をとことん考える高校数学

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  • サイズ A5判/ページ数 311p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860643560
  • NDC分類 410
  • Cコード C2041

出版社内容情報

「なんで文字aが動くの?」など、躓いては徹底的に数学と向き合ってきた著者が、問題を解きながら、高校数学の全体像について語る。

「ところでここに出てくるxって何のこと?」「なんで文字aが動くの?」「ルートの中にマイナスって一体どういうこと??」など、高校時代にいわゆる“できる子”たちが特に気にもしないようなところで立ち止まり、転び起きては徹底的に数学と向き合ってきた著者が、中高校のどこかの時点でやむをえず数学をあきらめ、大人になってから後悔の念をもち、学びなおせるものなら今からでも学びなおしたいと思っている読者に向けて、問題を一緒に解きながら、高校数学の全体像について語ります。今まで感じることのなかった数学の世界が見えてくるかもしれません。

プロローグ
第1章 文字や文字式の問題について
第2章 図形やグラフの問題について
第3章 微分や積分の問題について
第4章 その他のいろいろな問題について
エピローグ
索引

【著者紹介】
1948年神奈川県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。専攻は位相幾何学。学業修了後は定時制高校の教員として、様々な立場の生徒たちと関わる。現在小田原高校勤務。著書に『ポアンカレの贈り物』(共著:講談社)がある。

内容説明

わかる人にはわからない、数学のわからなさがわかる!“自分は数学に向いていない”と思いながらもとことん数学と向き合い、数学の教師となった著者が、木(問題)を見て、森(全体像)を見る方法で、高校数学を語ります。

目次

第1章 文字や文字式の問題について(初めての中間テスト;「場合分け」ってなに? ほか)
第2章 図形やグラフの問題について(図形の問題には特別のセンスが必要?;天の助け ほか)
第3章 微分や積分の問題について(「微分積分がわからないと高校で数学を学んだことにはならない」;「極限値」はアリさんの目で ほか)
第4章 その他のいろいろな問題について(「命題」とはどんな文章か;「大きいことはいいことだ」は命題? ほか)

著者等紹介

南みや子[ミナミミヤコ]
1948年神奈川県藤沢市生まれ。上智大学大学院修士課程修了(専攻は位相幾何学)。学業修了後は、主として定時制高校に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

27
《購入本》以前に読みかけたまま放置してしまっていた本書を何の気なしに読み始めた。はるか彼方に走り去っていった高校数学の残り香がほんのりと脳裏に立ち上ってきて、何やらとても懐かしい気持ちに包まれた。高校時代にあれほど苦手になってしまった数学が時間を経てみればこんなにも面白いものであったとは。特に指数、対数、微分、積分は当時は全く理解不能で、テスト対策の為にはただ丸暗記しかなかったのだけれど、本書を通じて改めて向かい合ってみると、何と魅力的なものであったのかすんなりと腑に落ちた。数学に再挑戦してみようか。2017/02/09

kojinose

2
中学まで得意だった数学が、高校では全く得意でなくなってしまった自分にとって、そうなった理由がわかった気がした。まさに「わからなさがわかった」。本書では数学のものがたりを通して、その数学的な考え方を学べた。本書では高校数学のすべてを網羅しているわけではないので、それらの範囲については他の本で学ぶ必要があるが、その場合でも本書で教えてもらったことは十分使えると感じた。2013/11/19

オランジーナ@

1
ある程度数学がわかってる人向けかな。入門書ではない。2016/05/04

TakaUP48

1
タイトルと最初の書き出しを読んで、買ってみたが果たしてとことん考える?本だったのか?少々物足りなさを感じた。エピローグの所で、「数学がわからない」と同時に「言葉(国語)がわからない」生徒がいるとの指摘があり、まさにその通り!と強い共感を感じました。「言葉が通じず、学習意欲のない」高校生が大量に発生している現状は、これからの日本を考えると大きな課題だと思いました。2013/12/21

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