出版社内容情報
大人が化学を学びなおすのに最適な一冊。各元素について、性質や使われ方などを理解しながら、自然と化学の理論や本質が学べる。
元素113が日本の理化学研究所でつくられ、日本として初めて命名権が取れるかもしれないというニュースは記憶に新しいと思います。物質の種類は無限にありますが、その物質を形づくる元素の種類は現在わかっているだけでたったの118です。本書はまず第?T部で化学の基礎知識を身につけ、第?U部で118の元素の性質を理解しながら、同時に「化学」を学んでいきます。元素の性質を表す日常的な現象の説明の一環として、化学の本質・理論が織り込まれているので、違和感なく学ぶことができるようになっています。
はじめに
凡例
第?T部 周期表で見る化学―化学の基礎知識を身につけよう!
?@原子と原子核の構造を知ろう
?A電子状態と周期表
?B元素を分類すると
第?U部 元素から化学へ―118の元素を知って化学好きになろう!
【著者紹介】
1945年5月3日生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。2011年3月、名古屋工業大学を退官、現在は名古屋市立大学特教授。理学博士。専門は有機化学、物理化学、光化学超分子化学。著書に『絶対わかる有機化学の基礎知識』『絶対わかる化学結合』(以上 講談社)、『理系のためのはじめて学ぶ化学』(ナツメ社)、『知っておきたい太陽電池の基礎知識』(ソフトバンククリエイティブ)などがある。
内容説明
どんな元素がどんな現場でどんな用途で使われているのか。第1部で化学の基礎知識を身につけ、第2部で118の元素の性質を理解しながら、同時に「化学」を学んでいく。元素の性質を表す日常的な現象の説明の一環として、化学の本質・理論が織り込まれているので、違和感なく学ぶことができる。
目次
第1部 周期表で見る化学―化学の基礎知識を身につけよう!(原子と原子核の構造を知ろう;電子状態と周期表;元素を分類すると)
第2部 元素から化学へ―118の元素を知って化学好きになろう!(水素―宇宙で最も多く存在し、最も軽く最も小さい原子。酸素との反応による燃焼エネルギーを利用したのが水素燃料電池。;ヘリウム―宇宙で2番目に多い元素。超伝導状態を保つためには液体ヘリウムが使用される。;リチウム―反応性が高く、石油の中で保管される。リチウム電池の原料として電子機器に欠かせない。;ベリリウム;ホウ素;炭素―有機化合物を構成する主要元素で、その化合物の数は膨大。クラスターと呼ばれる炭素だけでできた分子群もある。 ほか)
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋市立大学特任教授、愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋産業化学研究所上席研究員、名城大学非常勤講師、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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