出版社内容情報
人間を生物の一種として研究する「自然人類学」の入門書。二足歩行、手の働きなどの身体的特徴、遺伝子についてまで、丁寧に解説。
「ヒト」とは何でしょうか。それはつまり人間のことです。ただそれは、人間を生物の一種として研究するときに用いる呼び方です。私たち人間は、私たち自身を「地球上で特別な存在である」と感じながら生きています。しかし、それ以前に人間は哺乳類、霊長類であり、動物の一種です。そのような視点から「ヒト」を研究することで見えてくるものがありそうです。本書は、人類の進化から二足歩行、手の働きなどの身体的特徴、遺伝子についてまで、きちんと解説した「自然人類学」の入門書です。
序章 人類学とは?自然人類学とは?
第1章 宇宙と生命の起源と進化
第2章 人類の進化の歴史
第3章 哺乳類、霊長類と共通な特徴とヒト特有の特徴
第4章 身体的特徴と家族、生活方式の成立機序
第5章 各地域への適応と移住拡散
第6章 直立二足歩行、手の働き、言語と意識の機構
第7章 遺伝現象について考える
第8章 ミトコンドリアDNAの研究からわかってきたこと
第9章 遺伝子から見た日本人の起源
第10章 これからの人類
終章 人類の存在意義とは?
【著者紹介】
1937年生まれ。長年お茶の水女子大学に勤務した。人類の諸特徴について研究。
内容説明
「ヒト」とは何でしょうか。それはつまり人間のことです。ただそれは、人間を生物の一種として研究するときに用いる呼び方です。私たち人間は、私たち自身を「地球上で特別な存在である」と感じながら生きています。しかし、それ以前に人間は哺乳類、霊長類であり、動物の一種です。そのような視点から「ヒト」を研究することで見えてくるものがありそうです。本書は、人類の進化から直立二足歩行、手の働きなどの身体的特徴、遺伝子についてまで、きちんと解説した「自然人類学」の入門書です。
目次
人類学とは?自然人類学とは?
宇宙と生命の起源と進化
人類の進化の歴史
哺乳類、霊長類と共通な特徴とヒト特有の特徴
身体的特徴と家族、生活方式の成立機序
各地域への適応と移住拡散
直立二足歩行、手の働き、言語と意識の機構
遺伝現象について考える
ミトコンドリアDNAの研究からわかってきたこと
遺伝子から見た日本人の起源
これからの人類
人類の存在意義とは?
著者等紹介
富田守[トミタマモル]
1937年生まれ。長年お茶の水女子大学に勤務。人類の諸特徴について研究
真家和生[マイエカズオ]
1952年生まれ。現在大妻女子大学博物館勤務。ヒトの身体の生理学的研究
針原伸二[ハリハラシンジ]
1958年生まれ。現在東京大学大学院理学系研究科人類科学講座勤務。ヒトの遺伝学的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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淡嶺雲
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