内容説明
ブラックホールという究極の謎に向かう旅物語が、知らずに天文・宇宙科学の教養へといざなう。著者のオリジナルイラストが理解を助けるチャーミングな一冊。
目次
第1話 ブラックホール行き片道切符
第2話 地球脱出
第3話 太陽系の旅
第4話 太陽系の端駅で乗り換え
第5話 銀河系の旅
第6章 銀河系の中心付近到着
第7話 降着円盤駅で途中下車
第8話 まもなく終点
第9話 終着駅
第10話 旅は終わらない
著者等紹介
羽場有紗[ハバアリサ]
1979年生まれ。大阪出身。北海道大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修士課程修了。現在はサイエンスライター、イラストレーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらら
3
世界一わかりやすいブラックホールの解説書。暴君ブラックホールに庶民ブラックホールって、おいおい、すべてをキャラにして説明するのはどうか? と読み始めたけれど、宇宙スケールを理解するのにイラストは絶妙。正確な知識に基づいて几帳面なほど正しいスケールを守り、ブラックホールにたどりつくまでに必要な基礎知識も勘所よく押さえられている。次元と時間だけがうまく絵にならなかったのは仕方ない。ブラックホールという不思議を十分に楽しめる隠れた名著。2009/07/19
いちみ
1
ブラックホールのことをかわいいイラストを交えてわかりやすく解説されています。物理や、科学の下地がなくてもすんなりと読める本です。
yomite
1
こういう難しいことの説明をするのに、専門用語を使わず説明することこそ、どんなに難しいだろうと思う。それをまぁ見事に、難しくなく説明してくれて、ほんとありがとうございます って感じの本。イラストも著者自信のもの。絵本の次くらいにとっつきやすい。2012/09/02
Tatsunori Sumida
1
夏といえば、宇宙です。2012/08/28