内容説明
これ一冊で小・中・高で習う計算を一気にマスター。この方法ならどんな数学嫌いも、愉しみながら必ず解ける。
目次
第1章 小学校の計算(整数の計算;小数の計算;分数の計算)
第2章 中学校の計算(正の数と負の数の計算;文字式の計算;1次方程式の計算 ほか)
第3章 高校の計算(因数分解(タスキガケ)
複素数の計算
恒等式 ほか)
著者等紹介
間地秀三[マジシュウゾウ]
1950年生まれ。九州芸術工科大学(現九州大学)卒。(株)ニチアスにて音響設計技師として勤務し、その後、中学生・高校生に数学の個人指導を行い、簡潔で応用力がつくと好評を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
84
小学校、中学校、高校の計算問題ができるということなので大人用の復習の本であると考えていいのでしょう。文字が大きく練習問題は白紙の部分が多いのでそのまま書いて使い捨てのような感じです。私のようなボケが半分入りつつあるような人間にとってはいいのでしょう。ただやはり苦手なlogがはいる指数・対数は時間がかかりました。2015/12/28
paluko
6
小学校からということで、冒頭は「九九」からですが加減乗除の中にひっそりxなど導入しており中学校へスムースに進めるよう工夫していたり、いろいろと親切設計。「計算」と「本質の理解」は別物、という誤った認識が流布している気がしますが、計算の基本がしっかりしていないと高校までの数学において「自力で正解を導けた」という成功体験を積み重ねにくい、整数や証明問題においても代入してのアタリをつけにくい、など広範な悪影響がありまさにスポーツにおける基礎体力にあたるものかと。初めて積分の計算ができた達成感はプライスレス。2021/11/23
もち
4
高校からどんなに勉強しても数学が理解できず大嫌いでしたが、社会人になって算数・数学の普遍性・論理性に惹かれ、まずはおさらいに…と恐る恐る手に取ったのがこの本。この本の中盤に進む頃には「数学なんて日本語で解説されてるとは思えないぐらい意味がわからなくて見るのも嫌だ」というあの強烈な苦手意識も消え、最後までストレスなく解き進めました。「この方法ならどんな数学嫌いも、愉しみながら必ず解ける!」という表紙の言葉どおり、数学問題を解いて楽しいと思えることができて本当に嬉しかったです2011/01/09
TomoGear
3
kindle版を購入。久々の数学復習にはちょうどよかったかな。2020/01/05
ゆたか
3
計算をすることに重点を置いた本で、それぞれの計算の深い意味の解説はない。こう見てみると、筆者の言葉通り、計算は小学校から高校にかけて徐々に複雑になってくることがよく理解できる。本書に従って問題を解いているうちに、曲がりなりにも定積分の計算まで出来るようになる。易しい数学参考書すら嫌になってしまう前に、こういう本で計算に対する苦手意識をなくすのもいいと思う。ただし、図形やベクトル等々は全く扱っていないし、本書を解いただけのレベルで入れる大学は(おそらく)皆無なので注意。2015/11/11