出版社内容情報
世界に崇拝者をもつ巨匠小津安二郎。生誕110年、没後50年の今年、小津研究の第一人者がその映画世界へ誘うガイドブック
先ごろ、英国映画協会が発行する映画雑誌『サイト&サウンド』誌で、世界の映画監督358人が投票で決める最も優れた映画に、小津安二郎監督の『東京物語』が選ばれた。また、映画批評家ら846人による投票でも『東京物語』は3位に選ばれた。その『東京物語』が7月上旬、ブルーレイで、その他小津映画20作品もDVDで一斉発売される。小津映画の魅力を再発見する意味でも、本書はガイドブックとして最適である。
第一章 「日本の家族」を描き続けた小津安二郎
第二章 小津安二郎全作品解説
小津組助監督修業――斎藤武市インタビュー
【著者紹介】
1946年北海道生まれ。映画・文化史家。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了。映画を民衆世相と社会思想の接点に据え、映画史の枠組みを超えた近現代史の独自な問題提起を行なう。著書に『小津安二郎のほうへ―モダニズム映画史論』『ふるほん行脚』(ともに みすず書房)、『小津安二郎周游』(文藝春秋、岩波現代文庫)など。編著書に『小津安二郎・全発言1933~1945』(泰流社)、『小津安二郎戦後語録集成』『全日記 小津安二郎』(ともにフィルムアート社)など。2011年逝去。享年65。
内容説明
今年、生誕110年、没後50年を迎えた小津安二郎。希代の映画監督の魅力溢れる世界を、小津安二郎研究の第一人者が綴った!
目次
第1章 「日本の家族」を描き続けた小津安二郎(「日本の家族」を撮り続けた小津安二郎;メロドラマ考『東京物語』よりその意味を探る;『父ありき』(新発見版)発掘されたフィルムが投げかけること
小津安二郎・青春の“ヌーベルバーグ”
『その夜の妻』とその原作O・シスゴール「九時から九時まで」 ほか)
第2章 小津安二郎全作品解説(学生ロマンス 若き日;大学は出たけれど;朗かに歩め;落第はしたけれど;その夜の妻 ほか)
小津組助監督修業―斎藤武市インタビュー
著者等紹介
田中眞澄[タナカマサスミ]
1946年北海道生まれ。映画・文化史家。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了。映画を民衆世相と社会思想の接点に据え、映画史の枠組みを超えた近現代史の独自な問題提起を行なう。2011年逝去。享年六十五(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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