内容説明
高校の国語教師として数多くの文学作品に啓発されてきた著者が、吉本隆明、百人一首、論語、コミック『ヒカルの碁』等について蘊蓄を傾けながら、高校生の言語感覚にも言及する。
目次
第1部(吉本隆明と私;天皇の名前の話;「平清盛」と百人一首;百人一首の話;ノートの話;格言・ことわざ;「論語」の思想;ユダヤの格言の話;「変わったこと」と「変わらないこと」;「変わったこと」と「変わらないこと」続)
第2部(高校生の俳句・川柳;東北地方と百人一首;俵万智『サラダ記念日』と高校生の鑑賞文(評釈文)
『古今和歌集』の面白さ―構成・配列の妙)
第3部(「送り手」と「受け手」について―「表現」の問題;コミック・アニメ『ヒカルの碁』について;宮本輝「蛍川」の評価をめぐって;「おつるの涙」―「清光館哀史」授業後の生徒作品;『源氏物語』現代語訳の話―与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子)
著者等紹介
半田勝良[ハンダカツヨシ]
1951年、静岡県沼津市生まれ。中央大学卒業。1974年、静岡県立高校教師となり、多くの高校で国語科教諭を務める。現在は藤枝北高校教諭及びSBS学苑特別講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。