内容説明
“奇妙な味”の異色作家、初の作品集。九州在住の地方作家による奇想ミステリを初めて集成。第1巻にはデビュー作から『宝石』終刊までの作品を収録!
目次
創作篇(炎の犬;火の鳥;進化論の問題;美容学の問題;生存の意志 ほか)
評論・随筆篇(受賞の感想;痩肥余話;推理小説のふるさと;わが推理小説観;はるかな連想)
著者等紹介
新羽精之[ニワセイシ]
1929(昭4)年、長崎県生まれ。別名・夏木蜻一。同志社大学・英米文学部を病気のため中退後、洋服商、英語塾講師を経て、放送作家となる。1958年、『宝石』の短編懸賞に投じた夏木名義の「炎の犬」が最終候補に残り、同誌増刊号に掲載されてデビュー。62年には、新羽名義の「進化論の問題」と「火の鳥」が第3回「宝石賞」の候補となり、前者で1席入選を果たした。旺盛な執筆意欲を示したが、長編刊行直後の1977(昭52)年12月に急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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