内容説明
湯川秀樹門下の原子物理学者による科学とロマンの探偵小説を初集成。児童向け長編科学読物『アトム君の冒険』を併録。
著者等紹介
北洋[キタヒロシ]
1921(大10)年、東京都生まれ。本名・鈴木坦。高校時代、同人誌にロマンティックな小説を書いていた。京都帝国大学理学部卒業後、大学院に進み、湯川秀樹の許で原子物理学を学ぶ。46(昭21)年、探偵雑誌『ロック』に「写真解読者」を発表してデビュー。以後、同誌を中心に一ダースほどの短編を発表。48年の「盗まれた手」を最後に創作の筆を断ち、以後は『科学の実験』や『科学朝日』に啓蒙記事などを執筆。本名での著書がある。横浜国立大学に助教授として就任後まもない1951(昭26)年、宿痾の喘息で病歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。