花園が燃えた日―高校ラグビー 北野vs.伏見工

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846012465
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0095

内容説明

46年ぶりの花園出場に沸く大阪・北野高校。『スクール☆ウォーズ』で一躍全国区になった京都・伏見工業高校。大阪vs.京都、古豪vs.新興、肛門科医師vs.カリスマ監督。対照的な両校の対戦に、収容人数を大きく上回る人々が詰めかけ、スタジアムは異様な熱気に包まれた。劇的なゲーム展開に花園が揺れた伝説の名勝負を描くノンフィクション。

目次

第1章 史上最多の観衆―先制
第2章 エース―拮抗
第3章 指導者―戦略
第4章 頭脳的ラグビー―逆転
第5章 歴史―同点
第6章 テレビマン―奇襲
第7章 新聞―失敗
第8章 ノーサイド―決着

著者等紹介

鎮勝也[シズメカツヤ]
1966年生まれ。大阪府吹田市出身。スポーツライター。6歳から大阪ラグビースクールでラグビーを始める。大阪府立摂津高校、立命館大学産業社会学部を卒業。在阪のスポーツ新聞2社で整理、取材記者を経験する。ラグビーでは坂田好弘、野球では久保康生、薮恵壹、山田正雄各氏に師事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaze

5
★★★ とにかく北野100期は読むべき。あの時の狂騒が蘇る。興奮と熱狂に包まれていた3年生の後半すごい楽しかった青春の思い出がこんな形で記録されてるとは。北野、伏見工、報道関係者などへの丁寧な取材で色んな側面から取り上げているけれど、若干北野の比重が高い。同級生がどんなことを考えながらプレーしてたのかわかって面白かった。オブラートに包まれているところも実情を知ってると二重に面白いです。その後の進路もへえーっていう感じ。他にも京大に行った人いるんだけどなー。取材に応じなかったのか。彼らの言葉も聞きたかった。2015/11/12

鳥義賊

3
この試合は当時ダイジェスト番組で見たが、競技場に観客が殺到して異常な状況になっていたとは知らなかった。当事者へのインタビューを積み重ねて、とても丁寧なルポルタージュに仕上げてある。ラグビーのプレーを伝えるのに何か不足している気がしたが、スクラムや接点での攻防などの臨場感に欠けるかもしれない。一番の疑問は、なぜ20年以上過ぎてからこの試合を取り上げたのか。橋下氏のことはともかく、ラグビーが一大ブームだった90年台であればかなり売れる本であったと思うのだか・・・2013/12/05

saboshi

2
あんまり記憶にない試合だったけど、伏見と橋下さんが出た時の北野との試合ということで読んでみた。読んでいて、試合を決めた薬師寺のトライを覚えているような気がしてYouTubeで探したけど見つからず。 北野高校出身者や、身近、関係者にはたまらない内容なんだろう。 試合を追いながら、選手、関係者の解説が差し込まれてくる。かなり、読み辛かった。ラグビーの試合展開を細かく文章にするのは難しいんだな。 2018/12/23

ぶ~よん

2
すーパパに頂いた本の二冊目。1987年度、第67回全国高校ラグビー大会三回戦、北野対伏見工を題材にしたドキュメンタリー。46年ぶりに出場した地元進学校・北野高校の旋風に、二万人強が訪れた伝説の試合である。北野高校のWTBは、橋下徹現大阪市長。元高校日本代表という肩書きは広く知られているが、日本中が注目した大舞台で活躍した事実は意外と知られていないのでは?僕も、この本を読んで初めて知りました(笑)。内容はマニアックで、ラグビーを知らないと殆ど理解出来ないと思うけど、試合の実況を読んでいるようで面白かった!2014/09/27

ナルシスト

2
 うーん、とにかく残念なのは、北野高校のウイングで登場した橋下徹氏と伏見工の司令塔だった薬師寺大輔氏の取材が抜けていること…。作者自身も無念だったろうが、一番読みたい2人の話がないのだ。それ以外は特殊なこの3回戦のすごさが伝わってくる描写ができていただけに、やはり何かが欠落しているという読後感が残るのだ。それが辛い。かつての花園グラウンドもリニュアルした花園グラウンドも知っているだけに、このグラウンドに2万人も集まったのだ。やはり特殊な瞬間だった。それをすくい上げる価値はあった。そして力作ではあった。2013/09/14

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