内容説明
戦争と平和と宗教。平和学の研究史を踏まえ、具体的な地球研究も視野に入れ、人類史的観点で地球を考察し、弱者のための“国際関係学”構築を目指す。
目次
第1部 History研究史―歩みと論争(国際関係学研究史;平和学研究史;国際関係思想史―グロテイウスからモーゲンソーまで;国際関係学の論争―名称・方法と脱実証主義論争;国際関係学の課題と将来―脱領域・関係性・多様性)
第2部 Issue問題―戦争と非戦(暴力の起源―本能と集団;国民国家の暴力と戦争原因論;非戦の歴史―憲法9条と自衛権・主権概念の再検討)
第3部 Perspective視座―イデオロギーと国際関係(ナショナリズムの動向と課題;ジェンダーから見た国際関係学;オリエンタリズム論議と自他認識;グローバリゼーションの問題戸新しいコモン(共同)の可能性)
第4部 Area地域―アジアとイスラーム(日本問題としての「沖縄問題」―沖縄の歴史・基地・現在;日本と朝鮮の課題と将来;現在の国際情勢における中東イスラーム世界と米国)
第5部 Future展望―地球宇宙と思想(私たちはどこから来てどこへ行くのか―宇宙地球史と20世紀の特徴;文明の衝突から文明の対話へ―宗教の現在と宗教間対話の意義;地球宇宙平和学を求めて―公共哲学と仏教の役割と課題)
著者等紹介
岩木秀樹[イワキヒデキ]
1968年、兵庫県尼崎市生まれ。創価大学大学院博士後期課程修了、博士(社会学)。専門、平和学、国際関係学、中東イスラーム学。現在、創価大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。