内容説明
ヘミングウェイ「殺し屋」、フォークナー『サンクチュアリ』、アラン・ロブ=グリエ『消しゴム』…。大物作家の作品をミステリ小説として読み解く。“ミステリ界の御意見番”が純文学からエルモア・レナード、エラリー・クイーンまでを自在に説いたエッセイ評論集。
目次
第1章 ウィリアム・フォークナー―ノーベル賞作家のノワール
第2章 アーネスト・ヘミングウェイ―文豪の活劇小説
第3章 エラリー・クイーン―『ガラスの村』とマッカーシズム
第4章 アラン・ロブ=グリエ―アンチ・ロマン・スリラー
第5章 スティーヴン・ハンター―カタロニア戦線のジョージ・オーウェル
第6章 ボワロー=ナルスジャック―『めまい』の原作と映画
第7章 江戸川乱歩とハードボイルド
第8章 エルモア・レナード
第9章 エド・マクベイン―87分署のマイヤー
著者等紹介
直井明[ナオイアキラ]
1931年東京生まれ。1954年東京外国語大学インド語科卒。商社の海外駐在員としてカラチ、ヒューストン、ブカレスト、ニューヨーク等で勤務、2003年に外資系企業日本法人から退任。『87分署グラフィティ』で第四十二回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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