内容説明
作家の出発期を、アナキズム文学者との交流とした著者は、文壇的処女作「放浪記」を論じた後、林芙美子と“戦争”を問い直す。そして戦後の代表作「浮雲」の解読を果たす意欲作。
目次
第1部 林芙美子とその時代(出発期;小説家への道;林芙美子と戦争;戦後の成熟と完成)
第2部 林芙美子周辺
著者等紹介
高山京子[タカヤマキョウコ]
1975年、仙台市に生れる。1998年、創価大学文学部日本語日本文学科卒業。2006年、同大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。同大学文学部教授を経て、2009年より神奈川県内の高等学校に講師として勤務する。現代文学史研究会、昭和文学会、日本認知言語学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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