内容説明
戦争の体験をくぐり抜けた後、作家は“戦後”をいかに生き、いかに捉えたのか。処女作「風宴」や代表作「狂い凧」、遺作「幻化」等の作品群を丁寧に読み解き、その営為を浮き彫りにする労作。
目次
第1章 戦前
第2章 戦後
第3章 戦後の終焉
第4章 大衆社会化時代の到来
第5章 高度経済成長の中で
結論
付論 「魚の餌」「突堤にて」と「防波堤」
著者等紹介
戸塚麻子[トツカアサコ]
1971年東京都生まれ。1995年法政大学文学部日本文学科卒業。1997年法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。2007年法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻博士課程単位取得退学。2009年法政大学にて博士(文学)の学位を取得。2006年より中国吉林省の吉林華僑外国語学院にて、講師を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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