ソローの市民的不服従―悪しき「市民政府」に抵抗せよ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846008826
  • NDC分類 934
  • Cコード C0031

内容説明

1846年、29歳のソローは「人頭税」の支払いを拒んで逮捕=投獄された。その体験をもとに政府が“怪物”のような存在であることや、彼自身“良き市民として生きていく覚悟”を説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読書ニスタ

35
ハーバード大卒のソローは、体罰を否定し、大規模な自然破壊の造成を否定し、奴隷制を否定し、政府を否定し、「市民的不服従」を提唱。大聖ガンジーに多大な影響を与えた人物である。地動説を唱えたコペルニクスを引き合いに、ちっぽけな存在でも全身全霊をかけて多数派の横暴を阻止しようと頑張れば、誰にも抑えられない圧倒的な力を発揮できると説いた。「政府は優れた分別や誠実さで武装しているわけではない」、今の日本に当てはめるなら、生産性が低くて、ブラック企業を横行させる政府に従う必要はない、としてよいのでは。2019/05/02

Votoms

1
奴隷制、侵略戦争に猛然と真っ向から反対し、人頭税の納税を拒否したソローの講演録である。リバタリアンの先輩とも言うべき彼から迸る正義を要求する精神には、もはや逆張りと冷笑を繰り返して正義を嘲笑う自称リバタリアンたちには足りないものが備わっている。原理原則を重視して悪しき市民政府に抵抗する彼の理念に今こそ立ち返る必要性がある。2019/01/03

ほーく

1
つまり、原則に基づいた節操ある行動を行なってこそ、もっとはっきりいえば正義を、そして人間としての権利をちゃんと自覚してそれを守るための行動をやり遂げるということですが、それによって初めて、物事や状況のありようを変えていくことができるわけです。 これこそが建て替え立て直し、つまり革命の本質なのです。2018/06/08

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