まよけの民俗誌

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まよけの民俗誌

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846008703
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

人びとは赤い唐辛子、臭いニンニク、棘のあるヒイラギを家の周りに取り付けて、まものの侵入を防いできた。北海道・二風谷のテッコッペから福島市のサルッコ、沖縄・石垣島のヤドブレまで、今に伝わる各地のまよけの風習を丹念に拾い集めた貴重な記録。

目次

南天
つまらないものですが

臼の音
生臭
ヒイラギ
スベリヒユ
箒の話

著者等紹介

斎藤たま[サイトウタマ]
1936年、山形県東村山郡山辺町に生まれる。高校卒業後、東京の本屋で働く。1971年より民俗収集の旅に入る。現在、秩父市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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桜もち

22
医学や科学が発達していなかった頃魔除けが真剣に、様々な形で日常的に行われていたとは知らなかった。難を転ずるで南天の実が赤飯や贈り物の上に乗せられていたり、魔除けの色として赤が拝まれていたり(腹帯、初着の色、サルッコ(サルボボか?)。葬儀の帰りに塩を撒いたり棺の上に刃物を置いたり戸口の守りにと唐辛子をつったり、全てに守りの意味がある。花嫁衣装の白むく・綿帽子が昔の葬式の格好というのも不思議。流行り病や怪我、死はすべからくモノ(魔物)の仕業だと考えて家族(特に幼児)を守るための切実な思いが伝わってきた。2023/04/22

モモサワ キヨコ

6
出版されたのは2010年だが著者がはなしを集めたのは40年ほど前が多く(著者自身の経験もあるが)、話し手は明治生まれの方が多いせいか私には馴染みのあるものはほとんどない。けれど内容は興味深かった。2022/09/11

えびちり

6
色々な生活のアレコレが魔除けにつながることに感心しつつ読了。先人たちの知恵や想いがこんな風に記しておかないと消えていくのだというのは少し寂しいなと思ったりも。「つまらないものですが」の言葉も卑下でなく、くしゃみの際の「っっしょーめ」的な罵声的言葉も行儀の悪い言葉でなく…というのは少し驚いた。2021/12/31

ちば

3
先人たちが如何にしてまものを退けてきたのか、その一端に触れられる良書。「つまらないものですが…」や、くしゃみの後の「こんチクショー」等の汚い言葉も魔除けだったとは。2018/06/13

白米

2
「つまらないものですが…」と言いながら贈り物をするのは、魔除の意味があったのね。長年の謎が解けた。「まよけ」には、人の思いや願いが詰まっている。2021/10/13

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