内容説明
主人公たちは、軍国主義の「家」に生まれたが日本の敗戦によって、民主主義という「家」の「養子」となる。―その養子の“生き方”を戦後社会の変遷を軸に、個性豊かに描き出す!戦中から戦後へ、14人の軌跡。
目次
第1章 十五年戦争始末
第2章 民主主義との遭遇
第3章 さまざまな出発
第4章 自分を探す人々
第5章 職業的人間の視界
第6章 自我の行方・時代の行方
著者等紹介
三神真彦[ミカミマサヒコ]
本名・藤久真彦。1932年東京生まれ。京都大学美学美術史卒業。岩波映画製作所における短篇映画の監督を経て、1970年代以降、大阪万博の東芝IHI館、1985年つくば博のガス館など、博覧会やテーマパークを飾ったマルチスクリーン・ドームスクリーン・スーパー70ミリのエクスパンデッドシネマなどの脚本・監督。著書『流刑地にて』(第7回太宰治賞、筑摩書房)、『わがままいっぱい名取洋之助』(第10回講談社ノンフィクション賞、筑摩書房)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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