内容説明
自由民権運動、藩閥軍閥の打破、国際協調主義の旗印を高く掲げ、明治・大正・昭和を生きた孤高の政治家の生涯とその想いを、残された短歌と漢詩、「咢堂自伝」を縦横に駆使して綴る異色の評伝。
目次
第1部 大義に生きる―生涯とその思想(憲政の父と謳われた尾崎行雄;貧困の中に育った尾崎行雄の少年時代;自分の将来の方向を模索し、苦悩する青年時代 ほか)
第2部 尾崎行雄漢詩集―人の世の哀感を詩に託して詠う(少年時代の思いで;文筆活動で身を立てる;肩上、まさに天下の重きを担う ほか)
第3部 我が心に生きる父母の面影―相馬雪香先生述(私の父と母のこと;今も残る旅先からの父の便り;誰とでも友だちになれる! ほか)
著者等紹介
西川圭三[ニシカワケイゾウ]
昭和7年、津久井郡津久井町青山に生まれる。昭和22年、神奈川師範学校予科に入学。昭和26年、横浜国立大学学芸学部数学科に入学。昭和30年、同大学卒業。昭和30年、津久井四町の小学校、中学校教諭、小学校教頭、校長等を歴任。平成5年、広田小学校校長を最後に定年退職。平成5年5月1日~平成7年4月31日尾崎咢堂記念会館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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