高山樗牛―美とナショナリズム

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高山樗牛―美とナショナリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846008024
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0012

内容説明

小説『瀧口入道』で知られる樗牛は、日清戦争後の文壇に彗星のごとく現れ、雑誌『太陽』で論陣を張る。今日、忘れられた思想家の生涯とともに、“自己”“美”“国家”を照射する。

目次

プロローグ―自己・美・ナショナリズム
第1章 「臥」の時代―「故郷論」、あるいは出生の秘密
第2章 「起」の時代―日清戦争後と時代状況
第3章 「臨」の時代―ナショナリズムと美学
第4章 「信」の時代―ニーチェと日蓮
エピローグ―美とナショナリズム

著者等紹介

先崎彰容[センザキアキナカ]
1975年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学院文学研究科日本思想史博士課程単位取得修了、文学博士。その間、文部科学省政府給費(日仏共同博士課程)留学生として、フランス国社会科学高等研究院(EHESS)に留学(専攻:国際日本学)。現在、東日本国際大学東洋思想研究所准教授、埼玉大学・宇都宮大学非常勤講師。専攻、近代日本思想史・日本倫理思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gtn

21
人生の目的は「一般的人間の幸福」という理想を目指して精進することにあると説く樗牛に一応頷いてみる。では、人間の幸福とは何か。樗牛は「人間の活動力」だという。後に日蓮に傾倒したことも踏まえ、「活動力」を「生命力」と読み替えることが可能かどうか。如何せん傍証が足りない。しかし樗牛に残された時間は限られていた。享年三十一。2020/06/25

軍縮地球市民shinshin

6
高山樗牛は日清戦争前後という、限られた時代に活躍した美学者、評論家。日本主義を唱え、ナショナリズムを主導した人物と目されている。本書のオリジナリティは、ナショナリズムは左右の思想も「国家」を前提としてのものであり、樗牛のように「自己」を見据えてのナショナリズムという視点で分析を試みている点である。国家と自己との関係でのナショナリズム考察というのは、著者の次の著作『ナショナリズムの復権』にもつながるテーマだ。2015/03/09

トックン

1
「挫折したナショナリスト」(先崎)である儒教的教養の空洞化した明治を生きた故郷喪失者(伯父・高山家の養子となり山形や福島へ転々、9歳まで出自を知らず)は『荘子』から樗牛(無用の用の意)をとる。氏は樗牛を昼=日本主義(欧州の帝国主義に抗した)と夜=美学(カントの崇高)で捉える。横山大観の歴史画を巡る逍遥との論争で美の方便としての歴史の活用から二つを融合。後に樗牛は日清戦後の社会主義や精神主義(清沢満之)の高まりを感じ、朝の人・ニーチェから美的生活(道徳創出)の発想を得、日蓮=田中智学へと接近する。2017/06/03

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