目次
第1章 事例1 被虐待経験を持つ不安障害が疑われる成人女性(四十八歳)との面接―セラピストに生じたナメクジの姿をした元型的な子どもイメージとの関わり
第2章 事例2 摂食障害の不登校女子(十四歳)の母親(四十歳)との面接―周囲を操作する母親と、セラピストに生じた子どもイメージとの関わり
第3章 事例3 緘黙症状のある不登校男子(十三歳)との面接―炎の姿の子どもイメージと、セラピストが行った蛙イメージの切断
第4章 事例4 知的障害といわれた解離性障害の不登校女子(十四歳)との面接―マントを被った子どもイメージと、地面から現れた元型的な子どもイメージとの関わり
第5章 事例5 弟と解離世界を共有した解離性障害の不登校女子(十五歳)との面接―クライエントの副人格との関わりと、元型的な子どもイメージとの関わり
第6章 五事例の総合考察
第7章 子どもイメージが生じる臨床体験の理論化のために―日本神話における「傷ついた治療者」と子どもイメージ
補章 研究史
著者等紹介
網谷由香利[アミヤユカリ]
現在、佐倉心理療法研究所所長。臨床心理士。東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科人間科学専攻(臨床心理学領域)博士後期課程修了、専攻臨床心理学、分析心理学、博士(人間科学)東洋英和女学院大学大学院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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