内容説明
江戸性風俗が満載の艶笑時代小説の傑作。江戸で起こる怪事件。ご存じ“彫辰”が快刀乱麻をたつ!平賀源内、大田南畝も登場する唯一無二の時代小説集。
著者等紹介
梶山季之[カジヤマトシユキ]
1930年、朝鮮京城(現ソウル)生まれ。45年、十五歳で両親の故郷、広島県旧佐伯郡に引き揚げる。52年に広島高等師範学校(現広島大学)国語科を卒業、55年に第十五次「新思潮」同人になる。その後、ルポライターとして「週刊文春」等の雑誌でトップ記事を執筆、数々のスクープをものにし、“梶山部隊”といわれるトップ屋グループを率いた。62年に産業スパイ小説『黒の試走車』を上梓、ベストセラーとなり、流行作家になる。その後、様々なジャンルにわたって膨大な数の小説を発表、70年には文壇所得番付一位になる。71年に自身の責任編集のもと、月刊誌「噂」を創刊、三二号まで発行した。朝鮮・移民・原爆を描いた小説『積乱雲』の執筆の途上、75年に取材先の香港で客死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。