著者等紹介
ダーレス,オーガスト[ダーレス,オーガスト][Derleth,August]
オーガスト・ウィリアム・ダーレス。1909年ウィスコンシン州ソーク・シティ生まれ。地元の高校、大学を卒業後もその地にとどまり、生涯をウィスコンシン州で過ごした。H・P・ラヴクラフトに心酔したことを契機に39年、出版社アーカム・ハウスを設立。アメリカの怪奇小説の発展に尽力した。そのかたわら、おびただしい数の編著書を刊行。その範囲はミステリやSFにも及ぶ。71年没
三浦玲子[ミウラレイコ]
翻訳家、共立女子短期大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
24
「影へのキス」ちょっとミステリぽかったがやはりラストはホラー。2020/09/01
eirianda
22
ダーレスが編纂したホラーアンソロジー。時代がかっているのを念頭に置いて読んだが、思いのほか面白かった。短編集って次から次へと話が変わるので(当たり前だけど)よほど強烈でないと印象に残らないのが悩み。子どもは一年を長く感じるけど、大人になると日々の新鮮味が薄れ、あっという間に時が過ぎるのと同じことかな…? ちょっとやそっとで驚かない。(=鈍くなった)刺激欲しい!2018/01/17
くさてる
13
ホラーアンソロジー。62年発行だけあって、かなり古めかしい内容の怪奇と幻想という感じで、その雰囲気をたっぷり楽しめました。どの作品がとくにお気に入りというわけではなく、ひとつひとつの作品の醸し出す雰囲気が、まとまった一冊となると、ちゃんと完成されたものになる、といった印象のアンソロジーです。昔懐かしい怪奇短篇が好きなかたにおすすめ。2015/10/28
鷺@みんさー
7
ラヴクラフト系のダーク・ファンタジー・ホラー。古き良き、を味わいたい方へ。
shamrock
6
お気に入りはハワードとブロック、ホジスン。アメリカの怪奇小説を語るのに「クトゥルー」ものは避けて通れないんだろうけど、これに収録されてるのはひどかったな・・・。シェアードワールドというときこえはいいんだが、収録策は手抜きにしか思えない。「例の書物だしました!」「説明不要!」みたいな。薄っぺら・・・。2021/01/28