内容説明
初期の名品を中心に十六篇を収録。
著者等紹介
マシスン,リチャード[マシスン,リチャード][Matheson,Richard]
リチャード・バートン・マシスン。1926年ニュージャージー州生まれ。十七歳のとき第二次世界大戦に歩兵として従軍。大学を卒業した後、50年に短篇「男と女から生まれて」でデビュー
仁賀克雄[ジンカカツオ]
1936年横浜生まれ。早稲田大学商学部卒。評論家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
84
ミステリー、ホラー、SFと幅広い物語の数々が詰まっていました。全体としてはダークファンタジーですね。物語のテイストが全て異なるので、ハマるものからこれはちょっとと思うものまで色々でした。2018/01/10
ニミッツクラス
28
06年(平成18年)の税抜2000円の単行本初版。論創社の短編集ダーク・ファンタジー・コレクション(全10巻)の一冊。仁賀氏監修だからマニアックかつジェネラルに楽しめる叢書。本書のマシスンは16編収録で、記憶に遠い作品も収録されている…玉石混交でもいずれは全短編集が出るのかな。表題作は…精神寄生体による宿主乗っ取りの浸透的侵略物…読者の伴侶は人間か? 巻末の「不法侵入」も女性を妊娠させてハイブリッドを産ませる融和的侵略案件。飛行機を壊すグレムリン物の「ニ万フィートの悪夢」はTV作品が懐かしい。★★★★☆☆2023/11/20
eirianda
25
このシリーズで一番好きかも。奇妙な状況に巻き込まれる話より、主人公が壊れていく、自己崩壊の描写が素晴らしい。作家の分身のような主人公が崩壊するって、きっと書く方もしんどいはずなんだけど、マシスンは自分にも容赦ないのかな。 マシスンが好きになりそう。SFよりホラーだな。2018/01/28
翡翠
6
辛いコメントが多いようだが、私はとても楽しめた。このジャンルでの久しぶりの大当たり。ダーク・ファンタジー・コレクションとしてシリーズ化しているみたいなので他のも読んでみたい。リチャード・マシスン、面白いじゃん!2021/04/04
らむだ
5
ダークファンタジー、ダークホラー風味の短編集。琴線に触れる作品から、あまりピンとこない作品まで幅広くそろっていて、楽しめました。2014/05/23