内容説明
カナダの森林地帯で鹿狩りのガイドをつとめる青年ノヴェンバー・ジョー。森が生んだ申し子と言われるほど狩猟に長けた彼は、地方警察に協力する名探偵でもあった。大自然のなかで起こる九つの事件にジョーが挑む。「カナダの森のシャーロック・ホームズ」の異名をとる名探偵の事件簿。『クイーンの定員』にも選ばれた本書を「ホームズのライヴァルたち」第三弾として刊行する。
著者等紹介
プリチャード,ヘスキス[プリチャード,ヘスキス][Prichard,Hesketh]
1876~1922。ヘスキス・ヴァーノン・ヘスキス・プリチャード。インド、ジャンシ生まれ。出生の翌年に英国に移り、1896年に母親と共同でデビュー作Tammers’Duelを執筆、その後、紀行文などを精力的に発表するも、第一次大戦に従軍した際に体調を崩し、45歳で病死した。母親との合作ペンネームはE&H・ヘロン、K&ヘスキス・プリチャード
安岡恵子[ヤスオカケイコ]
上智大学文学部フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅はこべ
18
原題の副題にある通り、森の探偵そのまま。これだけ足跡の分析に特化した探偵も珍しい。ミステリは都会生活の産物とも言えるが、主に森が舞台のこの作品はそういう意味では例外か。アブナー伯父ものの他に、エドワード・D・ホックのベン・スノウものが仲間と言えるかな。2015/06/27
ホームズ
13
再読。やっぱりいい雰囲気ですね(笑)ノヴェンバー・ジョーはあまり名探偵って感じではなかったですね(笑)ちょっと田舎者な感じが好きですね(笑)もっと他の作品も読んでみたくなりますね~。論創社の海外ミステリーのシリーズは結構好きですね~(笑)2012/04/23
ホームズ
3
カナダの森のシャーロック・ホームズ(笑)いい感じだった。2008/02/22
Genei-John
2
ゆるく推理する田舎者。世界中、いたるところに名探偵はいるのだなぁ。おもしろい。2015/01/30