内容説明
別々の場所で発見された二つの遺体は同じ方法で殺害されていた…。“幻”の作家による、ミッシング・リンク・テーマと密室殺人の合わせ技が光る長編「角のあるライオン」。他にハードボイルド短編やクイーンによるエッセイ「クイーン好み」。さらに「ミステリ・リーグ」全四号の総目次と芦辺拓による書き下ろしエッセイを併録。本格ミステリの巨匠にして、名編集者の顔も持つエラリー・クイーンが、1933年に創刊し、わずか四号で廃刊となった“伝説”の雑誌「ミステリ・リーグ」の傑作選。
著者等紹介
飯城勇三[イイキユウサン]
1959年宮城県生まれ。東京理科大学卒。エラリー・クイーン研究家にしてエラリー・クイーン・ファンクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホームズ
16
『角のあるライオン』『蘭の女』どちらも面白いと思う(笑)『角のあるライオン』は後半にきて少し失速してしまった感じはあったけど展開も早く読みやすかった(笑)小説も良かったけどクイーンのエッセイが1番面白かった(笑)2013/01/30
紅はこべ
14
この下巻に収録された長編は行方不明の相続人もの。トリックよりも、ある人物の正体の意外性に驚かされた。クイーンのミステリへの愛がひしひしと感じられた。ミステリオタクの元祖だね。2014/08/19
ホームズ
2
面白いと思うけど、みんなが面白いと感じるかは微妙かな(笑)2007/08/26
いちはじめ
2
この巻では3号の一部と4号を収録。また、総目次が資料的には貴重。2007/08/19