内容説明
大陸を駆ける快男子の活躍。戦前数少ない女性作家による怪奇冒険探偵ロマン、ここに初集成。
著者等紹介
中村美与子[ナカムラミヨコ]
経歴不詳。1935(昭和10)年の『ぷろふいる』10月号に新人紹介として「火祭」が掲載された中村美与と同一人物であれば、北海道函館生まれ。39(昭14)年、『新青年』7月号に、「火の女神」が、短編懸賞当選作として掲載された。その後、「馬鹿為の復讐」「旅行蜘蛛」「鴟梟の家」「聖汗山の悲歌」「彗星」「ブラーマの暁」等、外地を舞台にした冒険小説や秘境小説を発表。戦後は、「真夏の犯罪」(昭22)、スリが主人公の「サブの女難」「サブとハリケン」(ともに昭23)を発表したが、その後沈黙した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。