内容説明
御存知梅由兵衛またまた登場。幻の“隼もの”から、戦中に書かれた秘密日記まで、没後30年目にして未発表原稿を総ざらえ。
著者等紹介
久山秀子[ヒサヤマヒデコ]
1905(明38)年、東京下谷生まれ。本名片山襄あるいは芳村升とも。別名久山千代子。横須賀の海軍工機学校で国語の教官を務めていたが、25(大14)年、『新青年』に「浮かれている「隼」」を発表し、探偵小説界に入る。勤務先の関係から、筆名を女性の名前とし、長い間男性であることを隠していた。ジョンストン・マッカレーの「地下鉄サム」シリーズを種として、女スリ「隼お秀」が活躍する痛快な短編を37(昭12)年まで発表しつづけた。その後、文筆活動を休止していたが、戦後の55年になって「梅由兵衛捕物噺」を数編発表した。没年不詳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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