内容説明
裁きの果ての犯罪悲喜劇。ノンフィクション・ノベルから怪奇幻想ロマンへの軌跡をたどる!『ぷろふいる』時代の作品を初集成。
著者等紹介
山本禾太郎[ヤマモトノギタロウ]
1889(明22)年、神戸市生まれ。本名は種太郎で、「種」の字の偏を用いて筆名にした。浪花節語りの事務員、神戸地方裁判所の書記等、さまざまな職業を経験。『新青年』の懸賞募集に「窓」が当選、1926年6月号に掲載され、その後、「小坂町事件」「長襦袢」等、実在の犯罪事件を材料とした作品を多く書いた。また、36(昭11)年には、京都で実際に起きた事件にもとづく「小笛事件」を『神戸新聞』に連載し、注目された。戦後は、関西探偵作家クラブの副会長となる。51(昭26)年、神戸の自宅で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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