内容説明
1995年ごろ、朝鮮戦争に関する重要な情報がロシアと中国で解禁され、多くの新研究が発表されたが、本書はその成果と新資料を駆使しあらためて朝鮮戦争の全体像に迫まる労作。
目次
第1章 朝鮮半島の分断過程―朝鮮戦争の根本原因
第2章 朝鮮戦争の起源
補論1 朝鮮戦争に関する学派と名称に対するいくつかの予備的説明
補論2 六・二五朝鮮戦争はスターリンが引き起こした―ソ連の一次資料が公開された後の国内外研究を中心に
第3章 朝鮮戦争の開戦に関する北朝鮮政治派閥の立場―金日成と朴憲永の権力闘争が北朝鮮の南侵決定に与えた影響
補論3 金日成と朴憲永、二人とも南侵計画に積極的だった―公開された「朝鮮戦争関連ロシア資料」
第4章 朝鮮戦争時期の南北朝鮮と同盟国との関係
補論4 中国の朝鮮戦争参戦と五回にわたる攻勢
第5章 朝鮮戦争期間に提起された休戦案の内容とその意味
第6章 休戦協定の成立過程
第7章 朝鮮戦争が国際政治と南北朝鮮に与えた影響
著者等紹介
金学俊[キムハクジュン]
1943年中国瀋陽で生まれる。米国ピッツバーグ大学で政治学博士号取得。東京大学国際関係学科客員教授歴任。仁川大学総長・韓国政治学会会長歴任。東亜日報社長兼発行人(現)
HosakaYuji[HOSAKAYUJI]
1956年東京都出身。東京大学卒。政治学博士。2003年韓国国籍取得。大韓弁護士協会特別委員、海洋水産開発院諮問委員など歴任。世宗大学教授(日本学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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