美術修復師ガブリエル・アロン シリーズ
さらば死都ウィーン―美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784846005566
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

デビュー以来、数々の話題作を発表しているダニエル・シルヴァ。『報復という名の芸術』に続き、ガブリエル・アロンの暗躍劇を描いた意欲作が登場。―任務を帯びて赴いた街は、ガブリエルにとって禁忌ともいうべきウィーンだった。人類の負の遺産ホロコーストの真実を巡り展開される策略は、感傷と非情の狭間で、遂に実行に移された…。待望のシリーズ第二弾。

著者等紹介

シルヴァ,ダニエル[シルヴァ,ダニエル][Silva,Daniel]
1960年、米国生まれ。サンフランシスコ州立大学在学中にUPI通信社に臨時で雇われ、その後、正式に入社する。世界を股にかけた取材・報道業務に従事した後、CNN放送局に転職。エグゼクティブ・プロデューサーとして数多くの報道番組などをプロデュースする。同社在職中の96年に執筆したデビュー作『マルベリー作戦』は、後の『暗殺者の烙印』(98)、The Marching Season(99)と共に米国ベストセラーとなり、二十カ国語以上に翻訳されている。現在、家族と共にワシントンDC在住

山本光伸[ヤマモトミツノブ]
1941年東京生まれ。国際基督教大学歴史学科卒業後、編集者を経て翻訳家。ラドラム、マレルなど多くの翻訳を手がける。現在、翻訳家養成校インターカレッジ札幌及び、出版社(株)柏艪舎代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

49
やーーーっと読了。シリーズ中ではとても大切な巻なのに、例によって翻訳がまずいです。→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/02/part.html これまでガブリエルの生い立ちが気になっていたが、この巻でだいぶ亡き母との関係が判明した。そして、シャムロンの強引さに振り回されていた感のあるガブリエルと師との関係にも変化の兆しが? ガブリエルがシャムロンに、人殺しはしたくない、とはっきり口にしたのは大きい。だからといってそれが許容されるわけではないのだが。2021/02/28

Nat

36
図書館本。ナチスに支配されていたころのユダヤ人の状況が伝わってくる。前作でも思ったのだが、主人公はつめが甘すぎる。優秀なスパイのはずのガブリエルだが、いつも盗聴されているのに気が付かないのは何故だろう。ガブリエルの母の過去が壮絶すぎる。2023/03/13

stobe1904

9
ナチスの暴走を傍観(結果として容認)していた周辺国のオーストリアの責任を問うこと、そしてユダヤ人虐殺の責任を逃れたナチス高官を追い詰めるのが、ストーリーの骨子。前作のスイスといい、オーストリアといい勢いを増すナチスの暴走に周辺国として、なすすべがなかったことは容易に想像がつくが、当時の情勢を考えると果たして何ができたのか問われている気がした。★★★★☆2016/09/24

キミ兄

6
旧ナチス三部作の第3作から読んでしまった!これがイスラエルの人たちが現代においてホロコーストを捉える一般的な見方と思っていいんだろうか。それが一番気になった。意外と冷静。かついつまでも忘れない。パレスチナ問題が喫緊の課題だから?☆☆☆☆。2017/12/13

しゅ

4
ホロコーストの悲惨さがよくわかる。 フィクションだが、ノンフィクションに近い感覚で読んだ。 ガブリエル・アロンはスーパーマンでなく、現実的なヒーロー。 どこまで事実に近いのかわからないが、イスラエル諜報機関についても極めて現実感のある描き方になっている。2012/03/16

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