授業空間論―高校における文学教育

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846005061
  • NDC分類 375.84
  • Cコード C0037

内容説明

高校国語教師として四十余年のキャリアを持つ著者が石川啄木「煙一」、森鴎外『舞姫』、芥川龍之介『羅生門』、中島敦『山月記』、安部公房『赤い繭』等を俎上に載せ、自己の体験を踏まえてその構造に迫る。

目次

1 授業空間論序説
2 授業を創る(講演記録)―方法論への模索
3 生徒の“意識レベル”の検証―石川啄木「煙一」の授業
4 三年間の授業―生徒の目を通して考える
5 詩教材による“自己意識”の強度化
6 「人知らぬ恨み」の意味するもの―『舞姫』の解読
7 『羅生門』における表出意識
8 「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」―『山月記』・自意識のドラマ
9 作品の構造的理解―『赤い繭』の授業

著者等紹介

関直彦[セキナオヒコ]
1941年4月静岡県に生まれる。1960年4月早稲田大学第一文学部入学(国文学専修)。1964年3月同大学同学部卒業。4月静岡県立高等学校教諭(国語)となる。1981年4月静岡県立浜松城北工業高等学校へ赴任。1990年4月静岡県立浜松西高等学校へ赴任。2002年3月静岡県立高等学校教諭を退職。4月私立芥田学園高等学校非常勤講師(国語)となる
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