内容説明
蝦夷の長・阿弖流為と征夷大将軍・坂上田村麻呂の宿命の対決。異才のアクション劇作家による新たな英雄伝説の誕生。
著者等紹介
中島かずき[ナカシマカズキ]
1959年、福岡県生まれ。立教大学卒業。舞台の脚本を中心に活動。1985年4月、『炎のハイバーステップ』より座付作家として劇団新感線に参加。以来、物語性を重視した脚本作りで、劇団公演3本柱のひとつ“いのうえ歌舞伎”と呼ばれる時代活劇を中心としたシリーズを担当
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感想・レビュー
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やまねっと
4
ひたすらにカッコいい物語であった。両陣とも己の正義のために戦い、運命に翻弄される展開が心を熱くさせた。さすが、岸田國士戯曲賞作である。新感線にしては複雑すぎたが、名前の難しさ以外は立派な活劇で、読んでても殺陣が見えてくるようだ。 歌舞伎になったのも頷ける。2020/06/07
mtk
1
2002年8月に劇団☆新幹線で上演されていた『アテルイ』本。小説というよりは、客観的にシーンの解説を加えた台詞台本…といった感じ。 私はシネマ歌舞伎で上演された『阿弖流為』を見に行った経緯から、前にも上演していたのを知ったので、この舞台そのものはまだ見たことがありません(^^;) 両方見に行った事がある人はご存じだと思いますが…この本読んで思った事は、新幹線版と歌舞伎坂では配役もストーリーの細やかな展開も本当に違うんだなぁって事。 どちらか片方しか知らない人には、それぞれの良さ・面白さを知ってほしい…!2017/03/21
smile
1
劇団新感線の舞台が好きで、DVDで観た「アテルイ」の脚本と言うことで買った一冊。第47回岸田國士戯曲賞を受賞したらしい。おもしろいけど、残念ながら、私にとっては舞台以上の魅力はなかった。2011/10/08
glen
0
複雑で濃いのは分かった。2016/01/31
辺野錠
0
他の作品と比べると娯楽作って感じじゃなくてシリアス。ギリギリで敵を裏切るキャラって髑髏城にもいたような気がする。2010/01/19