ルーゴン・マッカール叢書<br> 大地

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ルーゴン・マッカール叢書
大地

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  • サイズ A5判/ページ数 624p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846004521
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

著者等紹介

小田光雄[オダミツオ]
1951年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版社の経営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

55
土地と金を巡るおぞましいばかりに骨肉の争い。その原因はアメリカの近代的農業で大量に安い小麦が輸入されるようになったからであり、長年土地を酷使し続けたため土地がやせて収穫量が減ってしまったからだ。あまりにも貧しいため土地にしがみつくしかなく、あまりにも貧しくて土地にしがみつくしかないために、血も涙もなくなってしまう者たち。だが、土地にしがみつくためには人殺しさえも辞さない者たちが、果たして土地に愛されるだろうか。貧しいからこそかたくなになり、無教養で野蛮になる。ゾラが描いた悪循環は、あまりにもおぞましい。2017/04/30

きりぱい

10
叢書第15巻。むちゃくちゃだ・・。農村で繰り広げられる骨肉の争い。フーアン家のハード過ぎる醜態は、そこに絡んでしまったマッカールの血筋『居酒屋』ジェルベーズの弟ジャンでさえパッとしない存在にしてしまう。がめつく恥知らず、卑猥にしてタフ、下劣、鬼畜・・これでも言い足りないほど人でなしが揃う。出だしは長男が最悪だと思ったけれど、骨の髄まで腐っていたのは弟ビュトーだった。自業自得とはいえ火種を蒔いたのは哀れな父フーアン。実りの大地への愛着が強欲な執着に変わる時、人は鬼になる。嵐のような読み心地だった。2011/04/18

さゆき

4
課題本。2016/09/27

のうみそしる

3
(ゾラあるある:登場人物がみんな浅ましい、欲深い。でもそれも人間なんだよ、ってなる。自然の描写がべらぼうにうまい。) それにしてもフーアンじいさんが辛すぎる……。農村特有の閉鎖性、土地所有への飽くなき欲望、すべては金のため。これはそのまんま現代社会にも当てはまる。ところで、結局イエス・キリストが一番いいやつなんかな。あとみんな恐ろしく口汚い。「豚野郎」ってのは原文だと何なんだろう。2018/05/18

Fumitaka

2
『トウモロコシ畑の子供たち』の超リアル版。描写からすると山奥とかでなく開けた平野が舞台だと思うが、結局ジャンを最後まで根づかせなかったわけで、閉鎖的環境とはそこで暮らす人間の中に内在化した要素が強い気がしてくる。この中では親殺しが出てくるが、口減らしで子供を締めたりそれを神隠しのせいにしたりするのは、まあ日本でもあっただろう。途中から全員に迷惑なグランデ婆さんが総合的に有益な人物ではないかと思え始めたが、孫二人のことを考えたらそうでもなかった。大悪党はいないが、小悪党に満ちた閉鎖的小宇宙を描く力強い作品。2020/05/18

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